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- 本 ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052041327
作品紹介・あらすじ
平成十八年十一月、一匹の野犬、がけっぷち犬が絶壁の崖にとりのこされ、人々の手によって救われた。ただ、本当の救助はその後に秘められていた。本書では、がけっぷち犬のその後の物語を通して、殺処分や保健所などの現状を紹介し、「犬の幸せとは」を問う。
感想・レビュー・書評
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この犬の事、記憶していました。
救われた後、人と暮らせるようになったのを喜んだ記憶があります。
ただ、その後のことは…救出劇の時のような全国放送もなく、こんな結末が待っていたとは。
人間のエゴで犠牲になっている数多くの犬や猫。
沢山のことを考えさせられる1冊です。
最後の方で「かわいそう」という以外の言葉で表現してみようというところがありますが、これはとても良い投げかけだと思いました。
「かわいそう」の一言では済まされないことを、人間はしているんだと、誰もが認識できるのではないでしょうか。 -
《娘が一人で読んだ本》
図書館で見つけ、その場で読み切れなくて借りてきた娘。家に帰ってきてから一気読みし、わんわんと声をあげて泣いていた。作者である獣医師の考え、想いを、本を読んでいない母にも伝えようと、一生懸命に語る娘の真剣な眼差しに圧倒される。
「大人になったら獣医さんになりたい」翌日、娘が私に告白してくれた。
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著者プロフィール
今西乃子の作品





