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Amazon.co.jp ・本 (154ページ) / ISBN・EAN: 9784052041907
作品紹介・あらすじ
★★小学生に読まれてシリーズ累計215万部突破★★
お子さんに、お孫さんに、入学やお誕生日のプレゼントに!
[はじめて読む「怪盗アルセーヌ・ルパン」としておすすめ]
古城に住む男爵の元へ届いた手紙の差出人は、「サンテ刑務所内アルセーヌ・ルパン」! 獄中の大怪盗がくり出す、前代未聞のくトリックとは…? (第1話『怪盗ルパン対悪魔男爵』)ほか、全2作品を収録。さくさく読める世界名作シリーズ第12弾。
この本のみどころ・おすすめ
▲巻頭の名場面紹介。物語への期待感が高まります。
▲キャラクター同士の関係が分かると、本文がぐっと読みやすく。
▲短い章立てと、親しみやすいイラストで、名作が身近に!
3つのNewポイント! 名作が読みやすくなるしかけ、満載です
1.お話をわかりやすく紹介「物語ナビ」
主人公のプロフィール紹介、キャラクター相関図など、ひとめ見ただけでお話の概要がわかる、「物語ナビ」つき。本文を読む前に目を通せば、ストーリーがどんどん頭に入ってきます。ささっと内容を見返せるので、感想文を書くときのナビにも!
2.オールカラーイラストで、名作がぐっと身近に
1冊に50点以上ものカラーイラストを掲載。お話の世界に入りこむ手助けをします。アニメーション風のタッチが親しみやすいと、大好評!
3.1章が短い! さくさく読める!
エピソードごとに章が分かれていて、どんどん読み進められるのもポイント。「読めた! 」という達成感が、次の読書につながります。
感想・レビュー・書評
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同じシリーズの『813の謎』を、娘(八)に続いて読んだことを娘に伝えたら、「私の読んだものを読みたいと言うのなら、こっちのルパンの本ももう読み終わってるからお読み」という趣旨のことを言われたので、読んだ。確かにそういえば、813よりも前に、はじめのうちは夫が読み聞かせる形で読んでいた。途中から自分一人でいつの間に読み終わっていたらしい。
絵本や漫画ではなくある程度長さのある読み物で、世界古典名作的位置付けの作品としては、このシリーズのルパンものが、娘の読書史上初めてそこそこ自主的に読もうとしている本だと思う。だから私も、ルパンシリーズを読むのはほぼ初めてなのだが、どんな面白さの作品なのだろうという一般的な興味に加えて、これが近ごろうちの子を惹きつけているルパンかねどれどれ、という気持ちで読んだ。
まず、絵が現代風で今の子的に受け入れやすいのではないか。大人たちも、翻訳文学の新訳版が出るとみんな「読みやすくなった」などと喜ぶけれど、こういった本の絵も「なんか古くさい」「可愛くない」と思ってしまったら、とっつきにくい。また、ぱらぱらっとめくったときの絵のページの割り合いも絶妙で、名作を読ませたがるような大人に「絵ばっかり!」と思わせず、かつ名作を読まされようとしている子どもに「字ばっかり!」と思わせない、ちょうどいい分量になっている気がする。
実は初めてこのシリーズを書店で目にしたときは、「アニメっぽい絵だなあ、私が子供の頃はもうちょっと真面目風な本を読んだものだ、こんなものには頼るまい」と思った。が、こうして恩恵にあずかっている今や、「いやはやよくできた本ですなあ!さすが学研さん!」に変わってしまっている。我ながらなんと現金なことよ。
そして、物語の魅力については私が今さら述べることはないが、なぜなぜどうしてこんなことが可能なの?という謎で引っ張られていく楽しさや、その種明かしがされてなるほど!やられた!と唸る瞬間の快感や、ヒーローたるルパンのことを、すごい!なり、かっこいい!なり感じてワクワクすることや、馬車の時代の風景やら、ルパンが美しいと愛してやまないパリの街やらを想像することなど、が渾然一体となって、本を読む時間を楽しいと娘が思ってくれているならいいなあと、親としては思う。
純粋な私の感想は、少女時代のミステリーとの出会いが大まかにはホームズ→クリスティ→エラリーだった身としては、盗む方が主役なんだ!という新鮮さがやはりある。また、種明かしの“種”がルパンの並外れた能力に負うところが大きい点も、名探偵が推理披露する際のパズルのピースがパシパシはまっていくような快感とはちょっと違う。これは、楽しみ方を間違えると不幸な読書になるかもしれないと思った。そしてなんといっても明るい。ルパンはいつも自身と余裕があって楽しそうだし、フランス中の人々がルパンのニュースを新聞で読むのを楽しみにしている雰囲気にも自由さがあるし、そもそも殺人事件が起こらないし、犯罪の動機につながる恨み辛み開陳シーンもない。
ホームズ?との絡みも後々あるようなので(813にもちらっと出てきた)、必ず読むかどうかはわからないが、ゆるゆる楽しんでいきたい。 -
学研の「10歳までに読みたい世界名作シリーズ」の第12巻。
なお、学研のこのシリーズでは別巻としてアルセーヌ・ルパンのシリーズが五冊出ています。
その五冊は二階堂黎人さんが(編・著)となっていますが、10歳まで世界名作シリーズ本体に入った本書は芦辺拓(編・訳)となっています。 挿絵は六冊とも清瀬のどかさんです。
本書にはアルセーヌ・ルパンの第一作品集『怪盗紳士ルパン』の初めの3編
「ルパン逮捕される」
「獄中のアルセーヌ=ルパン」
「ルパンの脱獄」
が収録されています(但し冒頭の「ルパン逮捕される」は簡単なあらすじのみ)。
【怪盗ルパン対悪魔男爵】
サンテ刑務所に囚われているはずのルパンがマラキ城に住むナタン・カオルン男爵から美術品を盗難する話。
ナタン男爵はあこぎな方法で金持ちになり上がったので嫌われ、陰で「サタン男爵」と呼ばれている、と悪役らしいキャラ付けがされています。清瀬のどかさんによる挿絵も、2本の角が出たような独特の髪型で、悪魔的な風貌に描かれています。
以前私が偕成社文庫の完訳版を読んだ時、ナタン男爵がこんな悪い奴だとは読み取れなかったので、人嫌いで静かに暮らしているのにルパンに狙われて気の毒だ、と思ったくらいです。
ルパンシリーズは完訳で読むのは難しいのでは、という私の仮説が強化されました。
それはともかく、本作品でルパンが用いたトリックは見事です。
普通のミステリー小説は探偵側の立場で描かれているので犯人のトリックを暴いたり未然に防いだりするのですが、ルパンシリーズはルパンが犯罪に成功してそのトリックを暴くという形になっているので一味違った雰囲気があります。
【怪盗ルパンゆうゆう脱獄】
そしてルパンが脱獄します。これも鮮やかなトリックです。
ただし、小説としては面白いのですが、実際に行おうとしても可能かどうかは不明です。
ルパンは部下を使って色々工作するのですが、これらを実際に行おうと思えば相当細かな指示が必要だろうし、十分な下準備も必要かと思われます。
ミステリー小説のトリックは現実には実現可能か不可能かは微妙なところであります。その辺に目をつぶってあくまでもフィクションとして楽しむのがミステリーを楽しむコツなのではと思うのです。
OLDIES 三丁目のブログ
10歳までに読みたい【怪盗アルセーヌ・ルパン】芦辺拓(編・訳)
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2024/09/19/210255 -
とっても面白かったです。
最初に捕まって、逃げ出して、捕まって、色々な事件があって面白かったです。
怪盗アルセーヌルパンカッコいいです。
最後、イイ感じな終わり方だったよ。 -
「10歳までに読みたい」シリーズなので、表記や表現は簡易にはなっているが、しっかりとミステリーしてる。
活字が苦手な子供さんでも何とか読み始めれば夢中になりそうな内容でした。
ルパンシリーズの他にもホームズシリーズが有るので、様子を見ながら買い与えてみようと思います。 -
怪盗って実はいい人なのか。
怪盗ルパン
怪盗キッド
怪盗U...?-
2025/03/12
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字が大きくて、読みやすい。
イラストも好き。 -
刑務所の中から宝石を盗んだのがすごい
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8歳6か月
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ルパンは頭がよく天才だと思った。
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天才すぎ 小5
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漢字 3~4年生レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 大
長さ 中くらい(一話40~50ページ前後)文字大きめ
出版年 2015年
内容 「アルセーヌ・ルパンの逮捕」(結末部分)「怪盗ルパン対悪魔男爵」「怪盗ルパンゆうゆう脱獄」
感想 たいへん分かりやすく、読みやすく再話されている。筋は当然面白いのでなおさら。絵や図解が多いのもよい。 -
児童書。文字が大きい
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悪人から盗んだんだよ。続きも読みたい(9歳7ヶ月本人談)
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怪盗ルパンが色々な人に変装したりするのですが、その精度素晴らしく!声や顔貌まで変えてしまうのです。また、馬車の仕組みを変えてしまうのがすごいと思いました。
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ルパンがぜったい脱獄できない刑務所からにげられたところがすごかったです
著者プロフィール
モーリス・ルブランの作品
本棚登録 :
感想 :

フランスのヒーロー、という感じがします。愛し愛され。今時のフランスではどうなのでしょうね。
ル...
フランスのヒーロー、という感じがします。愛し愛され。今時のフランスではどうなのでしょうね。
ルパン読書、勢いづいているようなので、子に便乗して私も読み進めていこうと思います。
娘さんに影響されるお母さん、なんだかいい関係だなと思いました(*^_^*)
娘さんに影響されるお母さん、なんだかいい関係だなと思いました(*^_^*)