ぼくのともだち

  • 学研パブリッシング (2015年9月1日発売)
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本 ・本 (28ページ) / ISBN・EAN: 9784052042713

作品紹介・あらすじ

ひとりぼっちのうさぎの初めての友達は迷子のたまご。何をするにもふたりは一緒。うさぎはとても幸せでした。こんな毎日が続いて欲しいとうさぎは願いますが…。イタリアで活躍する絵本作家・刀根里衣が贈る友情と絆の物語、待望の日本語版。

感想・レビュー・書評

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  • 私本当に恥ずかしいことにこの方のお名前の読み方を初めて知りました。
    ずーっと「刀根」さんでなく、「乃根」さんだとおもっていたの。
    今までごめんなさい、とねさとえさん。
    この絵本も本当に素敵で。
    ウサギさんがぷっくりしてるのがまた可愛らしくて。
    初めてできたお友達、その嬉しさ、別れのさみしさ。
    ラストはホロリでした。

  • 可愛いりんごの家でひとりぼっちのうさぎが、ある日出会った迷子のたまご(足だけはある!)と同居を始めました。微笑ましい二人暮らし。でも、たまごのお母さんが迎えに来て、うさぎはまたひとりぼっち…切ないです。一旦ひとりじゃない暮らしを知ってしまい、失ったのだから。
    ラストは予想どおり、いや、予想以上の再会でめでたしめでたし。「ねことことり」(たてのひろしさん・なかの真実さん)以上のハッピーエンドだなぁ!

  • かわいくてかわいくて。
    とねさとえさんの他の絵本も読んでみたくなります。

    愛しさもありちょっぴり切なさもあり。
    プレゼントにも喜ばれそうな絵本です。

  • >ひとりぼっちのうさぎの初めての友達は迷子のたまご。
    何をするにもふたりは一緒。
    うさぎはとても幸せでした。
    こんな毎日が続いて欲しいとうさぎは願いますが…。
    イタリアで活躍する絵本作家・刀根里衣が贈る友情と絆の物語、待望の日本語版。

    うさぎの孤独を救ってくれたのは迷子の卵。
    おそろいの赤いネクタイをプレゼントして友達になったけれど、お母さんが迎えに来て・・・

    >きみのいないせかいはまるでべつのせかい

    という言葉がとても印象的でした。
    またもとの一人ぼっちに戻ったのは一緒だけれど、二人の楽しさを知ってしまったからこそ寂しさが募るんでしょうね。

    でも卵がたくさんの仲間と帰って来てくれてよかった!
    最初、卵は体が見えず足が出ているだけなのがなんとも不思議でかわいかったです。

  • 温かくかわいい絵と、優しく切ないストーリーの素敵な絵本でした。
    りんごの家のかわいさや、インパクトのある洋ナシ体型のウサギでまず絵に惹かれました。
    友達ができて嬉しくて、誰にでも紹介しちゃったり、ウサギの幸せが伝わってきてとても微笑ましい。
    だけど来てしまう別れの時。
    いえないよ「いかないで」なんていえない
    素直で優しいウサギの悲しむ姿に胸が痛みます。
    元の生活に戻っただけなのに、友達と一緒に過ごす楽しさを知ってしまったから、落差を感じて辛くなってしまう。
    でも最後は、友達って離れていても心がつながっているんだってことを知れる。
    家ごと飛んで来たのは何だろう?りんごの家の近くに引越してきたのかな?
    これからは近くで一緒に暮らせたらいいな。

  • 柔らかいタッチの絵柄。可愛い。
    文字数 : 少 漢字なし

    ひとりぼっちだったうさぎが、ある雨の日に迷子のたまごと出会って、別れて…
    巡り合わせの悲喜を、文では簡素に・絵では細やかに豊かに表現された絵本。
    主観 : 菊田まりこさん作品好きな方におすすめ

  • 刀根里衣さんの絵はどの本も幻想的で素敵です。内容が幼稚園児には分かりにくいものが多いのが難点かなと思ってますが、この本は友達を思いやるシンプルで心温まる内容で、幼稚園児にも良い内容だと思います。

  • 出会いと別れの物語。「行かないで、なんて言えない」絵本に登場するにはちょっと大人なこのフレーズに共感できるようになったこどもなら、きっとひどく感情移入して涙するかも。

  • これまでの作品同様、優しくて美しい絵と温かいストーリー。リンゴの大きな家に住むウサギは、大きなニンジンの家に住んでいたあの兄弟の仲間だろうか^^。足の生えたたまごがユニークで可愛らしい。

  • 1歳10ヶ月。
    この作者さんの絵本は2冊目。幻想的で美しい絵です。ことばもやさしくて、子どもがマネして覚えたり。卵から足がはえてるのがキュートです。

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著者プロフィール

イタリアを拠点に活躍する、色鮮やかで繊細な画風の絵本作家。2012年から2年連続でボローニャ国際絵本原画展入選。2013年日本人初の「国際イラストレーション賞」受賞。代表作は『ぴっぽのたび』など。

「2016年 『学研2016年絵本新刊セット 全10巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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