- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052044786
作品紹介・あらすじ
リリアーネが動物通訳をしている動物園に、お母さんを亡くした、ミルキーという愛らしい赤ちゃんホッキョクグマがやってきた。ところがこのミルキー、ひとたび遊びはじめると、手をつけられない暴れ方をする。そこで、リリアーネはあるアイディアを実行する。
感想・レビュー・書評
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この本で一番ドキドキしたのは、リリが頭を打って、リリが持っている能力がなくなったことだ。動物ともリリは話せなくなってとてもかわいそうだなと思ったし、リリは大丈夫だろうかととても心配した。しかし、イザヤやリリの家族のおかげで能力をとりもどして、リリがとても喜んでいたので安心した。他にもたくさんの危機がせまったが、最後には、ビネガー大佐とグリムさんが結婚式ができたし、ホッキョクグマたちの仲もよくなって、無事に終わったので安心した。
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ミルキーとライガーと子ブタをぬすんだアライグマみたいな男をみんなアライグマとよんでいたところがおもしろかった。
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私は、若おかみは小学生という本を読んでいて、最終的にユーレイが見えなくなっちゃったから、今回もそうなるのかな(能力)と思いましたが、でも、今回は、ちゃんと能力がもとに戻って、よかったです。
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"「ぼくらにはなにも見えていない。だけど、動物たちは、なにかあると気づいている」イザヤは説明しました。「ミルキーを見つけたければ、きみが動物の話すことをわかるようにならないと」イザヤはリリに近より、こんどはとても静かな声で言いました。「集中するんだ、リリ。そうやって、記憶だってとりもどしたじゃないか。動物とだって話せるようになる!」イザヤの目には、リリへの信頼があふれています。
リリは、喉まで出かかっていた反論の言葉を、ぐっとのみこみました。イザヤの言うことは正しいのかもしれません。記憶をとりもどしたときのように、動物と話せる能力をとりもどせるかもしれません。"[p.248]
11巻目。
リリが感じた絶望の、その表現がすごい。