諸葛亮の最期 (学研まんが 三国志)

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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052044915

作品紹介・あらすじ

劉備、曹操、孫権などの群雄が覇を競う、中国歴史ロマンの決定版『三国志』。はじめて歴史物語にふれる読者に向けて魅力はそのままに、登場人物やできごとを厳選してわかりやすく読みやすいまんがにした。現代風の絵柄で、男女問わず三国志の世界に夢中に。

感想・レビュー・書評

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  • 劉禅や孫晧、棺を背負って降伏したのは初めて知りました

  • この第5巻の主役は表紙からも分かるとおり、諸葛亮孔明、まさに三国志のハイライト。

    今まで第1巻から第4巻まで読んできたが、この巻がやはり一番面白かった。

    関羽、張飛、劉備(以上3名は蜀)、曹操(魏)といった三国志を彩ってきた英雄が死に、そして諸葛亮もまた、魏の司馬懿(魏、しばい)との戦いが劣勢の中、234年に五丈原にて病死した。

    251年には司馬懿が病死、その翌年には孫権(呉)も死に、三国志の物語は終結へ向かう。

    その後、諸葛亮の志を継いだ姜維(きょうい)が何度も北伐(魏の討伐)を試みたが成果は得られず、また劉備の息子であり蜀漢の皇帝劉前は政治を側近に任せて日々遊び暮らすようになった。

    そんな折263年に司馬懿の息子司馬昭が蜀を攻め、劉前は降伏、ここに蜀漢は滅び去った。
    司馬昭は蜀漢を滅ぼした功績により晋王に封じられたが、直後に死去。

    司馬昭の長男司馬炎は265年、魏の第5代皇帝曹奐(曹操の孫)から帝位を譲り受ける形(禅譲)で晋の初代皇帝(武帝)として即位。

    そして279年11月、司馬炎は晋の総力を挙げて呉に侵攻、呉の第4代皇帝孫晧(そんこう)は降伏。

    ここに三国時代は終結し、中国大陸はおよそ100年ぶりに晋によって統一された。

    これが本巻のストーリーのあらまし。

    この中で、有名な故事がいくつか出てくるので、いくつか紹介しよう。

    1.泣いて馬謖を斬る
     、中国の三国時代、蜀の諸葛亮が日ごろ重用していた配下の馬謖が命に従わず魏に大敗した(街亭(地名)における魏の司馬懿との戦いにおいて、諸葛亮より「街亭の道筋に陣を構え、義軍を絶対通さぬようにと命じられたにもかかわらず、山の上に布陣した結果、義軍に取り囲まれ、食料等の補給路を断たれ、火攻めにあって退廃を喫した)ために、泣いて斬罪に処した(あるいは泣きながら斬罪を命じた)という「蜀志」馬謖伝の故事から、規律を保つために、たとえ愛する者であっても、違反者は厳しく処分することのたとえ、である。
     
    2.出師の表(しすいのひょう)
     臣下が出陣する際に君主に奉る文書のことである。「出師」とは文字通り「師(=軍隊)を出す」ことであり、「表」とは公開される上奏文を指す。「出師表」自体は一般的な文書名であるが、歴史上、三国時代蜀の丞相であった諸葛亮が、皇帝劉禅に奏上したものが著名であり、特に述べられない場合、「出師表」とはこれを指す。

    3.七縦七擒(しちしょうしちきん)
     敵を捕らえたり逃がしたりを繰り返して、力を見せ付けて屈服させて味方にすること。
    「縦」は放つこと。「擒」は捕まえること。
    蜀の諸葛亮が、南蛮王・孟獲(もうかく)を七回捕らえては逃がすを繰り返しつつ南部を平定して行き、孟獲も最後には二度と反乱を起こさないと誓ったという故事から。「七擒七縦」ともいう。

    このように後世に残る故事を生んだ、三国志のハイライト。
    それが、まさに本巻である。

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