怪盗アルセーヌ・ルパンあらわれた名探偵 世界一有名な探偵も登場!ルパンとの推理対決!? (10歳までに読みたい名作ミステリー)
- 学研プラス (2016年8月25日発売)


- 本 ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052044922
作品紹介・あらすじ
★★小学生に読まれてシリーズ累計215万部突破★★
お子さんに、お孫さんに、入学やお誕生日のプレゼントに!
[シリーズどの本からでも楽しめる、夢中になるミステリー]
大人気「10歳名作」から誕生した、名作ミステリールパンシリーズ。こちらの巻では、世界一といわれる、あのイギリスの名探偵も登場する『あらわれた名探偵』と、ルパンが古いつくえをねらう『古づくえの宝くじ』の全2話収録。(原作:短編集『怪盗紳士ルパン おそかりしシャーロック・ホームズ』『ルパン対ホームズ 金髪美人』より。※子ども向けに、原作をもとに改編しています。)天才ルパンの冒険と活躍にドキドキ、ハラハラして読めると大好評です。
「低学年から読めるミステリー」の理由は、これ!
1.お話をわかりやすく紹介「事件ナビ」
ルパンのキャラクター紹介や事件現場など、ひとめ見ただけでお話の内容がわかる、「事件ナビ」つき。映画のパンフレットのような、ビジュュアルに訴えかける作りで、本文を読む前に目を通せば、ストーリーがどんどん頭に入ってきます。ささっと内容を見返せるので、感想文を書くときのナビにも!
2.オールカラーイラストで、ミステリーがぐっと身近に
1冊に50点以上ものカラーイラストを掲載。お話の世界に入りこむ手助けをします。
3.1章が短い! さくさく読める!
すらすら読み進められるのもポイント。「読めた! 」という達成感が、次の読書につながります。
感想・レビュー・書評
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【古づくえの宝くじ】
『ルパン対ホームズ』の前半「金髪の美女」の翻案。
ルパンが貧乏学者に意地悪をする話。
ルパンが狙うのは悪どい金持ちだけということなのに、なぜかこの作品では貧乏学者に嫌がらせをしています。
しかし子ども向けの本書では、うまいこと改変していてジェルボワ先生もシュザンヌも納得のハッピーエンドのええ話になっています。そんなええ話なのだから当然ルパン対ホームズの殺伐とした対決はお呼びではないので、本作品ではホームズは登場せずいつものようにガニマール警部がやられ役となっています。
一時、海外の名作の子ども向けの本の翻訳で原作の改変が問題視され、完訳至上主義が広まったことがありました。そのため、南洋一郎のルパン物や山中峯太郎のホームズ物がやり玉に上がったことがありました。
しかし本作品は原作とは別にして、別の作品として素晴らしい完成度だと思います。
原作を既読の大人の人でも読む価値あると思います。
【あらわれた名探偵】
ルパンものの第一作『怪盗紳士ルパン』に収録された「遅かりしシャーロック・ホームズ」のダイジェスト。
ホームズは「ハーロック・ショームズという名で訳されています。
ショームズもルパンに引けをとらない好敵手として描かれています。
ルブランは偉大なる先輩であるドイルやホームズに敬意を払って描いているように思います。
ドイル側からルブラン側にクレームが来たのかどうか、ウィキペディアの記述によると想像するしかないようです。
しかしドイルが挑戦に応じて「ホームズ対ルパン」のシリーズを描いていたら面白かったのにと思います。モリアーティ亡き後のホームズの敵手としてルパンは適任だったと思うのですが。
私は『ルパン対ホームズ』は中学生の頃に完訳で読んだことあります。
その時は読むことに精一杯で、ストーリーの面白さを味わうゆとりはありませんでした。
私はなぜかルブランの文体と相性が悪かったようで、完訳版でルパン作品の面白さを理解する能力がありませんでした。下手すると子ども用翻訳版でも意味が分かりませんでした。
一方、ドイルの文体は合っていたようで、ドイル作品なら完訳版を読んでも面白さが分かりました。
よってルパン作品はまず子ども向け翻訳やマンガ版で楽しもうと思っています。
OLDIES 三丁目のブログ
ルパンVSショームズ 原作既読の大人も読む価値あり
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2024/10/11/202327
↑TB代わりのコメントです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ルパンかっこよーー。え、、、ほんとにイラスト神ってる。
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児童書。「金髪婦人」の序盤だけであとはバッサリカット。
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ハーロックショームズとのやりとりもおもしろい!
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息子8歳8ヶ月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯
〈子〉
読んだ◯
何度も読む(お気に入り)◯
その他 -
ショームズもルパンも地下道の入り方がわかるなんてすごい。
著者プロフィール
モーリス・ルブランの作品





