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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784052047091
作品紹介・あらすじ
「応援する人じゃなく、応援される人になれ」。建太郎がハハオヤに言われたんだって。「応援する」って、どういうことだろう。人は誰かを応援したり、応援されたりしながら生きていくんだよな。前を向いて。顔をあげて。
感想・レビュー・書評
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応援する人じゃなく、応援される人になる。
そういう生き方もあるだろうけど、
目の前に頑張っている人がいたら、
見返りを求めず応援したできる人になりたい。
そういう人間になれれば、
きっと周りに応援されるはずだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小学6年生の広記は、父、妹の奈奈、同級生の建太郎、トモちんと横浜スタジアムでベイスターズの応援をするのが一番の楽しみ。
憧れは、ハマのキャプテン筒香嘉智。
「体が大きくって、森のどまんなかに生えてる、どっしりした木みたいだ」
「応援する人じゃなく、応援される人になりなさい」
こうお母さんに言われたという建太郎は、もう観戦は一緒に出来ないと言い出す。
2016年春、ベイスターズは最下位にあえいでいた。
「君は将来、何になりたいの?」
大人が子供に聞く質問の定番。
小学6年生の広記にとって、こんなに難しい質問はない。
トモちんは地元野球チームのエース。男の子に負けていない。
広記は、5年生の時にそのチームを辞めてしまったけど。
建太郎は中学受験して、自分の夢をつかみに行くらしい。
ハンディキャップのある妹の奈奈は、しっかりとした自分の考えを持っている。
ベイスターズがはじめてクライマックスシリーズに進出した2016年。
ハマの番長三浦大輔が現役を引退した2016年。
広記の家にも小さな奇跡が舞い降りる。
語り合うこと。
人を励ますこと。
「応援」する人自身が、実は元気になっていく。 -
横浜ベイスターズファンの父僕妹とタイガースファンの母、そして、ベイスターズファンの友達…。チームがクライマックスシリーズに向かう中で、それぞれの成長や変化を描く。伏線も回収しつつ物語終わるのだけど、長女の感想は「普通」とのこと。
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・この本には、野球場でトランペットを吹いて応援したいという夢を持つ男の子が一生懸命で読んでいて次が読みたくなる前向きな本でした。読むとやる気が出ます。
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応援する側、される側…
相変わらず着眼点がナルホドだな~~~吉野先生すっかり児童文学作家だな… -
父や妹、友だちの建太郎やトモちんといっしょにベイスターズの応援に燃える6年生の広記
でも、建太郎の応援引退宣言につづいて、ハンディキャップのある妹の奈奈も女の子でピッチャーのトモちんも自分のゆめにむかって進みだし、取り残された気のする広記はあせりはじめる
物語は2016年、ベイスターズがはじめてクライマックスシリーズに進出したペナントレースにあわせて展開し、いよいよ広島とのファイナルステージがはじまる
ベイスターズの連敗でむかえた第3戦、父、妹とマツダスタジアムの応援席に足を踏み入れた広記がそこでみつけた“ゆめ”とは
この年に現役を引退したハマの番長 三浦大輔も応援する野球“応援”小説
本が苦手な男の子にもぴったり
著者プロフィール
吉野万理子の作品





