うちにカブトガニがやってきた!? 生きている化石とすごした1年と2か月 (動物感動ノンフィクション)

  • 学研プラス (2020年6月25日発売)
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本 ・本 (146ページ) / ISBN・EAN: 9784052051456

作品紹介・あらすじ

ひょんなことから、山口県に住むある一家が、カブトガニの卵を家で孵化させることに!?二億年生きのびてきたカブトガニ。その赤ちゃんの物言わぬ成長を通し、人と動物の命、くらしを見つめなおす。第7回子どものための感動ノンフィクション大賞優良賞作品。

感想・レビュー・書評

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  • 生きた化石、カブトガニの観察体験に通う家族。
    タマゴを預かり、孵化・成長させてから、海に戻すお手伝いをすることになります。

    ・クジラは生まれる前に、足があった頃を経験する。→『個体発生は、敬答発生を、くりかえす』
    ・カブトガニは脱皮して齢を重ねる。10齢くらいまでは干潟、10年くらいかけて、14回目の脱皮をしてオスになるものがいる。オスにならなかったものが15回目の脱皮をしてメスになる。
    ・タマゴの中でも4回脱皮している。
    ・昔は、漁師さんに邪魔者扱い。
    ・環境とカブトガニ
    ・脱皮は命がけ
    ・胃袋も脱皮する
    →脱皮がらの標本作り
    ・海に還す決断

    〇何度か海に返す時期があり、その都度生きものを育てる覚悟を子どもに問う。
    〇家族の丁寧なお世話と観察記録。
    〇行政や経済と自然環境保護は相対するしかないのか。諦めずに考えて行きたい。
    〇保護という言葉が違うような気がしてきた。

  • 直径4mmの卵からはじまった2億年の命をめぐる自由研究。小学校3年生の少女が出したカブトガニという存在への答えがすばらしい!
    (児童担当/ししかーち)

  • このシリーズはおおむね文章がうまくて読みやすいです。
    これは、生きている化石、カブトガニを育ててみた一家の記録です。
    カブトガニの本は永らくなかった上に面白いです。
    学校買い!!

    2020/11/04 更新

  • カブトガニの観察会に参加したことをきっかけに、その飼育にチャレンジすることになった、山口県の小学3年生のハツちゃんたち一家。49個の卵を自宅マンションに持ち帰ったその日から奮闘の日々が始まります。毎日の海水替え、休眠させるための干潟づくり、ハツちゃんたちは無事にカブトガニたちを育て、海に返すことができるのでしょうか。カブトガニの不思議な生態はもちろん、「海の命を預かっている」という一家の姿勢に、環境についても深く考えさせられるノンフィクションです。

  • 生きている化石ともいわれるカブトガニ。カブトガニを飼育した家族のノンフィクション児童書。

  • 「『人間』対『生きものや自然』という対決のストーリーで考えてしまうと、いつだって『人間は悪い』という話になってしまう」という文章が、すごく印象に残った。
    ぼくは、かんきょう問題に興味があって、でも、「かんきょうはかいは人間が悪い」って簡単に言ってしまう。どうしたらよくなるかと考えたい。ぼくは、水と紙をむだにしやすいから特に注意する。
    行ったことがある下関や関門トンネルが出てきて、うれしかった。でも、この本に出てきたものを見るのに、もう一回行ってみたい。(小5)

  • かぶこー!

  • 詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
     → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1495.html

    2020/05/29 NetGalley で紹介されていたので、DL  #うちにカブトガニがやってきた #NetGalleyJP

    写真がついていて 面白い。
    まさか 絶滅危惧種のカブトガニを育てられるなんて!

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