たんたのたんてい 改訂版 (キッズ文学館)

  • 学研プラス (2021年11月11日発売)
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感想 : 7
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  • 本 ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052054549

作品紹介・あらすじ

朝早く、たんたが郵便受けにいくと、新聞のかわりにでこぼこチューブが!?字がきえかけで『に・じ・は・がき』としか読めません。だれのしわざ?さっそく虫めがねをもって、ウサギ、ネコ、キツネの家へ。たんたはなぞをとけるでしょうか。50周年改訂版。

感想・レビュー・書評

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  • 中川李枝子さんの童話ですね。
    絵は、山脇百合子さん。
    実は先に『たんたのぼうけん』を読みましたが、『たんたのたんてい』の方が先にあったようです。
     いずれも、中川李枝子さんの子どもさんがモデルで、物語に登場する動物のお友だちは、子どもさんのおもちゃ箱から、ヒントにされたそうです。
     
     朝早く、たんたは
      「しんぶん しんぶん
        ぼくの しごとは 
       しんぶん はいたつ」
     と、とびおきました。
     郵便受けにいくと、
     新聞がなく、かわりに でこぼこチューブが!
     字がきえかけで 『に・じ・ は・がき』
     としか 読めません。
     誰のしわざかな?
     さっそく 虫めがねを もって
     たんていの はじまりです。

     たんたは、チューブに かいてある もじを
     すいりして、『にんじんはみがき』と
     よみました。
     『にんじんはみがき』は、うさぎのギックの
     はみがきです。
     さっそく うさぎのギックの ところに
     でかけます。

     うさぎのギックの ところに いくと
     こんどは 『にんじんはみがき』のおいてあった
     ところに 『か・・みどめ』と かいた
     チューブが おいてありました。
     うさぎのギックは おどろきます。
     たんたと うさぎのギックは すいりして
     『かゆみどめ』と よみました。
     『かゆみどめ』は ねこの さかなやさんの
     ウオミケの もちものです。
     さっそく たんたと うさぎのギックは
     ねこの ウオミケの ところに でかけます。
     そして………?

     つぎつぎと、推理してお話は犯人探しを目指します!素朴な物語の展開に、引き込まれていきます。
    山脇百合子さんのふんわりとした可愛らしい愛嬌のある絵が、物語を引き立てていきます。
     年長さんから小学1・2年生向けの創作童話です。
     うさぎ、ねこ、きつね、さるが出てきますが、それぞれお仕事をしていますので、読みながら色々なお話を展開できるのが良いですね(=^ェ^=)

  • 中川李枝子さんを偲んで。
    初めて読んだ作品だけど、とっても面白い!

    主人公・たんたの家の郵便受けに新聞の代わりににんじん色のつかいかけチューブが入っていた。詳しく調べるとどうやらうさぎのギックの物らしいが、ギックの家にも新聞はなくて代わりにあったものは…。
    うさぎや猫等ご近所に住む動物達を巻き込んで、たんたの探偵がはじまる。

    謎解きというよりは「どうなるのかな〜?」と、ワクワクしながら読み進めていくのが面白い。
    作中様々なチューブが出てきて、どれも文字がかすれていて元の言葉が何なのか推理しないと分からないのが面白い。たんたと一緒に「うーん」と考えるも、自分の頭じゃ思いつかないものもあった。笑
    非常にまとまりもよく、ほのぼの読める作品。

  • 朝、たんたが郵便受けにいくと、新聞のかわりに歯磨きのチューブが。だれのしわざ?ウサギ、ネコ、キツネも巻き込んで、さてたんたはなぞをとけるでしょうか。
    わかりやすくてちゃんとおもしろい。わくわくして楽しい。誰が読んでも愛される物語。王道でしっかり骨太。すばらしい。

  • いたずらばっかりだった。いたずらだめ!

  • たんたがみんなのを見つけて、間違っていたのを解決したのがすごかった。

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著者プロフィール

中川李枝子 札幌に生まれる。東京都立高等保母学院を卒業後、保母として働くかたわら、児童文学グループ<いたどり>の同人として創作活動を続けた。1962年に出版された童話『いやいやえん』(福音館書店)は、厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞した。主な著書に、童話『ももいろのきりん』『かえるのエルタ』、絵本には『そらいろのたね』『はじめてのゆき』「ぐりとぐら」のシリーズなど、多数ある。東京在住。

「2022年 『ぐりとぐらカレンダー2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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