屋根に上る (ティーンズ文学館)

  • 学研プラス (2021年12月2日発売)
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  • 本 ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052054884

作品紹介・あらすじ

◆あらすじ
自宅の屋根に寝転がるのが好きな中学1年生の工藤皓(こう)。皓は夏のある日、祖父の弟子でもある大工の村田さん、そして村田さんの元へ通う小学校の時の同級生、一樹(いつき)と出会う。最初は一樹が苦手な皓だったが……。

◆目次
一、だれ?

二、作業初日

三、木組み

四、杉原一樹

五、工具箱

六、夏休み最終日

七、病院で

八、一樹の家

九、屋根に上る

あとがき
小川未明文学賞について

感想・レビュー・書評

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  • 塾を経営している両親がいるが勉強は少し苦手。頑張っているのに成果につながらないのがつらい。
    そんなぼくの気晴らしは、天気のいい日に屋根で寝ころんがって空の雲を眺めること。
    うたた寝をしていると、何かがゆるゆると溶けていくんだ。

    ある日、亡くなった祖父の弟子だというおじいさんが声をかけてきた。
    傷んだ梯子の修理をさせてくれないかという。

    梯子は大工だった祖父の手作り、材木はケヤキ、釘を使わない木組みで作られていた。

    村田さんの修理の仕事を手伝いながら、大工仕事のこと道具のこと木のことを教えてもらう

    修理が終わって村田さんのお家をたずねると、そこで小学校のときの苦手だった同級生と再会する。

    〇家族と友だち、大工仕事の話、もっと聞きたいなという気持ちにさせられた
    話の先を想像する
    〇子どものとき、自分も屋根にのぼるの好きたったなあと懐かしく。
    あたたかな瓦とか、開けた景色のなかのひとりとか。

  • きれいにまとまってるけど、スケールが小さくて、対象年齢の子が読むだろうか。

  • 清々しい少年の優しいお話。

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著者プロフィール

愛知県安城市在住。日本児童文学者協会会員。中部児童文学会会員。安城童話の会会員。本作品で第二十九回小川未明文学賞大賞を受賞。著書に『ひま人ヒーローズ!』(ポプラ社)など。

「2021年 『屋根に上る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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