正解のない問題集 道徳編 (新時代の教養)

  • Gakken (2022年11月17日発売)
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本 ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784052055966

作品紹介・あらすじ

世の中には、いろいろな価値観があるために、はっきりとした答えがない「正解のない問題」がたくさんあります。本書は、この正解のない問題が身近なところから、社会・世界といった大きなところまで存在していることを知り、考えるための本です。

感想・レビュー・書評

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  • 正解がないとされる問題(日常生活の中での疑問)に、宇宙から地球のことを学びにやってきた8人の宇宙人がそれぞれの意見を交換する様子を見ることで、問題の本質の捉え方や違う意見への傾聴などが学べる。

    やたらと論破することが流行っているご時世だが、傾聴することの意義を忘れてはいないだろうか。
    8人の宇宙人の意見はそれぞれ違い、読み手が共感するものもあれば、反発を覚えたり、全く考えなかったものもあったりするだろう。
    それらの意見を誰か一つのものにまとめるのではなく、色々な考え方があることを知り、それを否定しないことが大切なのだと分かる。

    Q&Aのような今までの形と違い、多様性が重視される今の時代に沿った本だと思う。
    中学生までを視野に入れているようだが、中学生にはもう少し具体的な話で絵柄も違ったものの方が良いように思う。
    2023.5

  • ルビうちされているので、親子でお話ししながら読み進めると良いのかも。あなたの意見は?と言う空欄もあるので、この問題どう考えるってやりとりしながら、道徳について知るきっかけになると思いました。池上さんの監修と言うことで手に取りました。正解ってなんだろうって。

    第1章家族
    第2章学校
    第3章社会
    当たり前だなと思っているルールを意外に相手は知っているものと思って接している部分もあるなって思いながら。きちんとこういうことを子供の頃に親子関係の中で、家族関係の中で身に付いていない人が多いのかもしれませんね。
    普通に今子育てしている大人のみなさん読んでみませんかってちょっと思いました。

  • 世の中、難しい事がたくさんある、、、

  • 夜ご飯を食べながら、5歳と3歳の子どもと一問ずつ進めています。会話ネタとしても優秀だし、意見交換できる貴重なツールです。怪獣の意見も参考になる!買って大正解でした。

  • 子どもから、正解のない問題を尋ねられることが増えてきたので、こんな本が読みたいと思っていました!色んな意見があって、どの意見に自分が一番共感するか、また別の意見がないか、など、「考える」練習に最適な本だと思います。子どもと一緒に読んで、考えてみたい。
    「その後のはなし」が正解のように感じてしまうので、そこは何パターンかの「その後」を書いてもらえたら…とも思いました。

  • 150/セ/

  • 小学生にもわかりやすい内容。より細かい解説データも付いていて、親切。ディスカッションの授業のネタとしても良さそう。

  • [NDC] 304
    [情報入手先] 本校蔵書

  • 1テーマ4ページで答えが簡単に出ない問題についてキャラクターが議論をする形式。
    テーマは例えば
    ◆家庭内で、年上の言うことを聞くべき?親は?兄弟は?
    ◆スポーツでは、結果と努力する過程どちらが大事?
    ◆お金が多いことと、家族で過ごす時間が多いこと、どちらがいい?
    ◆車が来ないとき、赤信号で道を渡ってもいい?

    大人でも意見が別れるものが多いです。
    学校図書館にも、クラスにも、家庭にも1冊あると議論のきっかけになりそう。
    子どもに問いかけて、意見を聞いたり、意見をちかわせてみるのもおもしろいと思います。
    押し付けるような回答がないのがいい。

    小学校の道徳では、教訓が透けて見えているような有名人の努力エピソードなどがよく取り上げられていますが、この本のように、最後までわかりやすい正解のないテーマについてどんどん取り上げてほしいなあと思います。
    カラーでイラストが多く、手にとりやすいのもいいですね。

  • 面白かった

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京科学大学特命教授を務め、現在5つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)、『お金で世界が見えてくる』、『日本の大課題 子どもの貧困』編者、『世界を動かした名演説』パトリック・ハーラン氏との共著(以上ちくま新書)、『なぜ僕らは働くのか――君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』(監修、学研プラス)、『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』(ダイヤモンド社)、『20歳の自分に教えたい経済のきほん』(共著、SB新書)ほか、多数。

「2025年 『池上彰の経済学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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