パンプキン・クイーンに栄光あれ ナイトメアー・ビフォア・クリスマス (Disney Novels)
- Gakken (2023年12月14日発売)


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本 ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784052058363
作品紹介・あらすじ
ティム・バートンの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の30年目にして初の続編! 悪夢はクリスマスの後も続くことに・・・
愛するジャックと結ばれたサリーはハロウィン・タウンの正式な“カボチャの女王(パンプキン・クイーン)”に就任し、幸せな日々をおくっていた・・・はずだった。サリー自身が脚光を浴びる存在となり、女王の務めに追われる日々は、彼女がフィンケルスタイン博士に束縛されていた頃と変わりなかった。そんなある日、サリーと愛犬ゼロはド未知の世界への扉を偶然開けてしまい、はからずも、自分の立場ばかりでなく、ハロウィン・タウンを危機に陥れる一連の事件に巻き込まれていく! 果たしてサリーは自分らしい生き方をみつけ、愛するジャックと故郷を救うことができるのか? あるいはすべてを悪夢に変えてしまうことになるのか?
感想・レビュー・書評
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サリーとジャックのその後のストーリーがあると知って嬉々として読み始めましたが、思っていたより重く考えさせられるものでした。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をサリーにフォーカスして考えると、誰にも見向きもされずに孤独を感じていた女性が、愛する人に想いが届き女王になるという、まさにシンデレラストーリー。
傍から見れば幸せしかないように見えますが、なった人にしかわからない苦悩があるものなんですね。
愛する人と地位を得ても、それが幸せだとは限らない。
立場が出来てしまったが故になくなった自由。
博士に拘束されていた日々とは違うはずなのに、同じように窮屈に感じてしまうのはかなしいですね。
そして本作でサリーを襲った悲劇。
自由がなくて一人になりたいと願い、本当になってしまったひとりぼっち。
望んでいたはずなのに望んでいたものじゃなかった。
人は失くしてから気付くものですね。
『ナイトメア―・ビフォア・クリスマス』が独特な世界観なので、本作も同じようなイメージでいたのですが、なんというかもっと人間味があるというか、改めてサリーは一人の女の子なんだなと。
自分の置かれた環境での生き方とか、家族の在り方とか、愛とは何なのかとか、いろんなことを考えさせられた作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ティムバートンのナイトメアビフォアクリスマスをみてクリスマスタウン以外のドアも気になっている方は是非とも読んでみてください
いろんな祝日のドアの向こうにも素敵な世界が広がっています
ジャックへの愛
昨日と自分はちっとも変わらないのに急にクイーンと呼ばれることへの抵抗感
サリーの出生
女王とは何か
これはサリーが自分を知り、パンプキンクイーンとして生きていくことを決めるまでの物語でした -
サリーに焦点が当てられた物語!
ジャックLOVEで可愛い