もりのはなやさん (ふくざわゆみこの絵本)

  • Gakken (2024年5月23日発売)
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本 ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784052059506

作品紹介・あらすじ

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        さあ 花さんたち、
 きょうも 森の みんなに えがおを とどけようね
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大好評! 「もりのえほん」シリーズ第4弾は、花のことばがわかる、おおかみさんの物語です。

おおかみさんは、花のことばがわかる森の花屋さん。毎日花たちと、森の動物たちに笑顔を届けたいねと話しています。そんなおおかみさんのお店には、たくさんの動物たちがやってきて、思い思いに花を買っていきます。ある日、おおかみさんは花の配達へ行きました。うさぎさんがパーティーのコサージュ用に黄色のチューリップを注文していたのです。ところがうさぎさんはケガをして、すっかり落ち込んでいました。そこでおおかみさんとチューリップは、あることを思いつきました。どんなことでしょう?

「花には誰かを幸せにする力がある―」「誰かを幸せにすることが自分の幸せにも繋がっている―」そんなことを感じさせてくれる、ふくざわゆみこさんの心温まる物語。

*** 『もりのはやなやさん』の見どころ ***

■どの巻にもさり気なく同じ動物たちや場所が登場し、物語の世界がどんどん広がりを見せます。どこに誰が描かれているか探してみてくださいね。
■一筆一筆ていねいに描かれた動物たちや草花も、物語をふくよかなものにしています。
■ホテルで繰りひろげられる、森の動物たちのパーティーも見どころです。

*** 対象年齢 ***

読んであげるなら 3歳から
自分で読むなら 小学低学年から

感想・レビュー・書評

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  • 子供が好きな絵本のシリーズ
    柔らかいタッチの色と絵がとても素敵です

    この絵本を好きになる気持ちがわかりました!
    優しくて温かい気持ちになれます!

  • 表紙に惹かれました。
    もりのなかにある、おおかみのはなやさん。
    花の香りが私にも届きそうな、たくさんの花たちが優しく迎えてくれます。

    チューリップさんの「元気にしてあげたい」という気持ちが伝わり、最高の笑顔になったうさぎさん。

    「花」と「笑顔」は最強です。
    幸せな気持ちになれる、花いっばいの絵本です。

  •  いつもの図書館の新刊コーナーより(2024年)。


     なんて賑やかで温かい雰囲気の表紙なのだろうと、その隅々までに描かれた花たちを取り巻くのは、たくさんの愛らしい動物たちで、子どもを絵本の世界へと誘う導入部としては万全といったところ。

     森の中にある花屋さんというのは、まるで境界線の無いような自然と一体化した景観もあって、街中にあるそれとはまた異なる美しさがある中、そこの店主が「おおかみさん」というのも、花に表情や感情があることにも、ファンタジーの持つ夢や優しさを感じられて、それがきっと本書に登場する様々な花の名前を自然と覚えたくなることに繋がりそうな花自身の持つ魅力は、ふくざわゆみこさんのカラフルながら落ち着いた色合いの絵からも感じられた、花たちにとって、とても居心地の良い世界観にあるからなのだろうと思う。

     そして、その魅力は花と動物がお互いに必要としている様子からも感じられて、改めて花が動物と共にある姿には、お互いの持つ美しさを更に引き立てているように思われた、それは「ぶたさん」のワンピースをハゴロモジャスミンとバタフライブッシュで飾った時に、アゲハチョウがふわりと集まってくる絵や、リュックの中に入った小さな花瓶に花をさした「かるがも」のひなたちの嬉しそうな姿からも感じられた(確かに花が歩いているみたいに見える)。

     そんな中で印象に残ったのが、動物たちに買われずにやきもきしていた、チューリップの言葉、『えがおって うつるんだよ』が、ある動物の心にそっと響いたことで、そんなふくざわさんの優しいお話は、新しい形で再会することの叶う終盤の展開からも感じられて、改めて花は生きているのだという大切なことを教えてくれる。


     それから両方の見返しに描かれた、お話の舞台となる森の地図は、読み終えた最後の方に場所の名前が記載されており、そこには今回登場しなかった場所もあることが気になっていたら、どうやら本書は『もりの』えほんシリーズ第4弾ということで、もしかしたら裏表紙の動物たちも過去に登場したのかもしれないと思うと、そちらも読みたくなってしまうのであった。

  • ブクログの方の表紙がきれいというのを見て私も見たいと。
    とてもいい色合いの優しい表紙でした。
    中の絵と文も穏やかで優しい。まるで今日の夕暮れ(16:53)の富士山みたいでした。

  • 色とりどりの花々、絵も内容も優しくて可愛らしくてほっこりする。ふくざわゆみこさんの絵本は安定感があって安心して読めるので良い。

  • 表紙を見ただけでワクワクする。
    お花いっぱいな森の花屋さん。
    柔らかいタッチで大好きな作家さん♪

  • 色が鮮やかで、濃い色がなくて、すごくいい本だった。

  • 7歳7か月の娘へ

  • 9歳6ヶ月の娘に読み聞かせ

    もりのシリーズ。
    ぎょうれつのできる〜と
    ごっちゃになっちゃう。

    はなやさんは
    おおかみさん。

    おおかみっていうと
    怖い悪者になりがちだけど

    とっても優しい
    しかもイメージつかない
    まさかのはなやさん。
    ギャップがいい。

    店頭の
    ミモザのふわふわフサフサ感がたまらん。

  • 森の中にあるおおかみさんの花屋さん。
    森の動物たちの要望に応えて、おおかみさんは様々なお花をおすすめしていきます。
    色とりどり・種類も様々なお花が出てくるので、お花が好きな子にも嬉しい。
    春になったら、「このお花絵本で見たね。」などお散歩のお供にもなりそう!
    動物たちも、やさしいタッチで可愛らしく、読んでいて心があたたかくなります。
    違うシリーズもあれば読みたいです。

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著者プロフィール

あたたかで愛らしい動物たちが出てくるお話が人気の絵本作家。主な絵本に、「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」シリーズ、『ぎょうれつのできるパンやさん』、『もりのホテル』など。

「2017年 『学研のベストセラー絵本 全9巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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