誰も知らない のら猫クロの小さな一生

  • Gakken (2024年7月18日発売)
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感想 : 7
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本 ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784052059841

作品紹介・あらすじ

これはまさに、「都会のシートン動物記」と呼ぶべき書籍! 「自由気ままに生きている」と思われがちな、のら猫の平均寿命は、飼い猫の3分の1~5分の1程度の「3~5年」。様々なのら猫たちの運命を、あたたかな、しかしシビアな目線で描いた、感動の1冊。

感想・レビュー・書評

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  • のら猫たちの生きざま、そして見守る人間たち。
    6匹ののら猫の生死の物語。

    つらい。
    のら猫たちのくらしはこんなに過酷なんだ。
    また、それを守ろうと活動している人間たち、壊そうとする人間。
    自然は厳しい。そして人間社会は勝手だ。
    生きることは相応の覚悟が本当は必要だ。
    守られてばかりでは強く生きられない。
    と言っても、どの猫も選んで生まれてくるわけではない。
    生きることにまっすぐだから、のら猫は美しいのかもしれない。
    なりゆきわかこさんの作品は、猫を題材にしているものが多い。だから説得力があるのだと思う。
    猫を愛している人、飼おうと思っている人すべてに読んでほしい。

  • これはまさに、都会のシートン動物記!? 『誰も知らない のら猫クロの小さな一生』が発売! | 株式会社 学研ホールディングスのプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006483.000002535.html

    ペンと犬猫と私
    https://ameblo.jp/nonoraita/

    なりゆきわかこ official site
    https://www.nariyukiwakako.com/

    funeninoru
    https://sanesakai.tumblr.com/

    『誰も知らない のら猫クロの小さな一生』 | 学研出版サイト
    https://hon.gakken.jp/book/1020598400

  • 野良猫の現実を分からせてくれる一冊。
    決して良い話だけではなく、救われない現実を叩きつけられる(特に前半は心折れそうになる)
    ただ、実際問題、野良猫を取り巻く環境というのは、こうした側面も強く抱いているということを、あらためて気付かせてもらった。
    猫好きであればこそ、理解しておくべきだろう。

    児童書ゆえ、文字が大きく行間も広くすぐ読める。
    ただ、やたらと説明くさい会話も多い。

  •  野良猫、地域猫、保護猫のことを知ることができる、猫目線の短編が7編。

  • 過酷な毎日を生きるのら猫たちの物語。
    人間の勝手な行動から、傷つき、命を落とす猫もいる一方、地道な保護活動により、救われる命も。
    保護猫や地域猫の現状も伝えてくれる、猫目線のショートストーリー。

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著者プロフィール

東京生まれ。慶應義塾大学卒。イラストレーター、絵本作家。

「2019年 『さよならをのりこえた犬 ソフィー 盲導犬になった子犬の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

なりゆきわかこの作品

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