ハッ!とさせるための「文章力」入門 宮川の表現講座

宮川俊彦

• 学習研究社 (2002年11月26日発売)

作品紹介・あらすじ

小論文、卒論、エントリーシート、企画書などは、中身こそが勝負。平板な発想では読み手はついていかない。本書はウルトラマンや赤ずきんちゃんといった、誰でも知っているお話を材料に、問題点を多角的に引き出し論じていく。

感想・レビュー・書評

[moondrop421さんの感想 · 2014年6月19日]

とっちゃまん追悼企画継続中！

さすがとっちゃまん！これが読みたかったよ♪って内容。
「文章力」というよりは、それ以前の「発想力」。
「うさぎとカメ」でカメを勝たせるための方法…と考えて「ウサギに毒を盛る」と言える人が何人いるだろう。
実際に、するしないは別として、選択肢としてそこまで考えた上での考察だからこそ説得力があるんだね～。

著者プロフィール

１９５４年　長野に生まれる。表現教育者・国語作文教育研究所所長。３４年間にわたり作文・表現教育を実践。２００万人を越す指導・分析を土台に、言語・表現をフィルターとした人間社会の骨格還元読解や根底洞察に向かう。大学の教授・副学長・政府関係委員など歴任。元NHKテレビラジオのコラムを担当の後、テレビキャスターを経て、評論家・寓話作家としても知られている。著作は、『壊れる子どもの事件簿』『北風は太陽に負けない』（角川書店）『「戦略」としての教育』（山手書房新社）『親のぶんまで愛してやる』（サンマーク出版）『１０分作文らくらくプリント』（小学館）など１００冊を超え、海外でも翻訳されている。
なお、国語作文教育研究所では、小１から中高大生、一般までを対象に、文章教室を開催。通常クラスのほか、春夏冬の集中講義、通信講座、出張講座も。

「2007年 『教育3.0 誰が教育を再生するのか？』 で使われていた紹介文から引用しています。」