- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784053027795
作品紹介・あらすじ
難関私大、国公立大を目指す人のための、入試演習問題集決定版。入試で特に出題されやすいテーマを厳選。類書にない詳しい解説のほか、入試の英文読解に必要な基礎知識や、また英語と日本語での要約もついているので、国公立の二次対策用にも活用できる。
感想・レビュー・書評
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【書誌情報】
書名:Top Grade 難関大突破 英語長文問題精選
著者:村瀬 亨[むらせ・とおる] 予備校講師
編集:Top Grade編集部
発行:学習研究社
印刷:東京書籍
発行:2008年11月
出版社のサイト →
〈http://hon.gakken.jp/book/1130277900〉
【感想】
2008年に刊行された高校英語の長文問題集。やや難しめ。
「要約」の問題が設定されているのがミソ。解説も詳しいが、易しくないので現代文が苦手な高校生は手を出さない方がいいかも。
読者が長文が苦手な場合は、解説編の冒頭に載せられてる、「英語長文の効率的な読解法」(分量は8頁ほど)だけでも効果がある。
【断片的なメモ】
・問題文は別冊。
・シリーズ(Top Grade)名の付近に “noblesse obligeの名のも下に”という言葉が掲げられている 。そして寄付の説明がある。えーと、読者がトップ層かも富裕層かも高貴かも精神的貴族かも定かでないのに、学参にこの語句をあてる意図はなんだろうか……。旧制高校?
・日本語要約問題には詳しい解答解説がある。しかし、英語要約問題には解説がなく、日本語要約文を訳しただけ?
・英文自体は論説が多く、社会・政治から堅めなテーマを選んだ文章が多い。
・長文問題に「語句」が書いてあるのは美点(辞書を引く時間を節約できる)。専門用語や難解な語だけでなく基本的な単語や熟語も載っている。
・章ごとに付された著者のエッセイは、問題に採られた文章の内容を補足している。著書の村瀬先生は相当博識のようで、興味深いことが書いてある。
・問題冊子には各英文ごとに、出題大学の名前がデカデカと掲げられている。受験生が「これは一流大学で出題された英文だあ」と気合を入れるための工夫ですね、わかります。
・以下些細な愚痴。ある文章の構成が『起承転結』(p.017)かどうかは、実際に読み通して調べてみるまでは確定しないのでは?
【解説編の目次】
英語長文の効率的な読解法 006
第01章 東京大学 016
第02章 慶應義塾大学 022
第03章 関西学院大学 030
第04章 早稲田大学 040
第05章 早稲田大学 049
第06章 早稲田大学 059
第07章 東京大学 071
第08章 同志社大学 083
第09章 上智大学 097
第10章 慶應義塾大学 108
第11章 慶應義塾大学 117
第12章 早稲田大学 126
第13章 中央大学 139
第14章 神戸大学 151
第15章 慶應義塾大学 163詳細をみるコメント0件をすべて表示
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