難関大突破数学の底力 Top Grade

  • 学習研究社 (2009年7月14日発売)
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  • 本 ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784053029676

作品紹介・あらすじ

数学の問題を解くための力を、分野別ではなく、思考別(実験力、場合わけ力、置き換え力と設定力、動かす力と固定する力、対称性を利用する力、背理法を使いこなす力、数学的帰納法と漸化式を使いこなす力)に説明。伸び悩む高校生のステップアップに最適。

感想・レビュー・書評

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  • やや“物理系向き”の受験数学指南書。

    大学の「数学序論」、高校数学の参考書として購入。数学が苦手な理工学生には取っつきやすいと思う。一般の数学の本に比べて、より物理的な思考で解くように解説されている。単に例題の解答例を示すのではなく、解法に至る思考を自然な順で丁寧に説明していて、無理なく理解ができる。数学特有の“意味不明”感を薄めることができている。
    とはいえ、数学の本であり薄れてはいても払拭はできていない。せっかくだったらあと1歩、数学っぽさから脱却すれば、良書になっていたのにと思う。しかし市販の参考書の中では断トツのわかりやすさではあったので、現在では最良と言えるだろう(受験から数年たってしまったので今はもっと良いのがあるかもしないが…?)。
    ただし完全な受験数学であり、高校卒業以降は役に立たない無用の長物になってしまうのがまた惜しい。
    やや厚めだが、思考を解説する参考書なので、例題の数は少ない。問題集を別途用意したほうがよいかもしれない。

    目次
    1.実験力
    2.場合分け力
    3.設定力
    4.動かす・固定する力
    5.対称性を利用する力
    6.背理法を使いこなす力
    7.数学的帰納法を使いこなす力

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著者プロフィール

河合塾講師。熱心な高校生、受験生を教える中で、難関大に挑戦するには確実な問題の見方、考え方が必要であると認識。そこから七つの解法が生まれる。これは一生使える数学的思考力である。京都大学理学部卒業。

「2015年 『露木式七つの大解法 数学ⅠA・ⅡB』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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