VS英文法

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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784053040855

作品紹介・あらすじ

複数の表現を「A vs B」という対決形式で、日本人の間違えやすい英文法や英語表現の使いわけを紹介する新感覚の文法本。イラストをからめた解説と、その解説で理解した内容を使い、様々な表現をトレーニングでき、使える英語が身につく画期的な1冊。

感想・レビュー・書評

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    読了:2017/4/9

    改めて確認できたところもたくさんあるのだけど、いかんせんすべての項目を見開きの左ページで説明、右ページで実践問題、というレイアウトに収めるために、説明不足の項目が多いと感じた。中上級者でないと辛いと思う。



    p. 54 Ten years is called a "decade."
    複数形であっても単数扱いする場合がある。
    ※Siriに全然認識されなかった。Tenとcalled

    p. 62 「私たち」をすべてweにしようとするのは間違い。weは対立概念としてのthey(私たちではない他の人たち)が無意識のうちに対置されている。
    話し手と聞き手、その他すべての人を含む「私たち」=「人々全般を指し示す場合はyouを用いる。
    → It's so small that you can take it anywhere.

    p. 70 be going toはすでに持っている意思(〜するつもりでいる)、willはとっさに思いついた意思。
    be going toは起こることが明白である未来の出来事(今にも〜しそうだ)、willは主観的な推量に基づいた予測や判断。
    →昔テレビで見た、She is going to slap him. とShe will slap him. の違いをネイティブが演じてみせたシーンを思い出した。be going toの方は女性の方がもう振りかぶった状態。willの方はイライラ…と腕を組んでいかにも怒ってる状態。

    p. 74 shouldは「すべき」、had betterは「したほうがよい」と習った人が多いかもしれないが、ニュアンスはむしろ逆。
    主語を二人称にしたYou had betterには「さもないと困ったことになる」という脅迫めいたニュアンスがあり、You should には「するとよいですよ」という親和的な助言の含みがある。

    p. 96 a fewが「少しある・少数はいる」という相対的な意味合いを持つのに対し、severalはつねに「3から10」という実数を表し、「manyより多くない数」として認識される。
    Japanese people love Christmas, and a few go to church over Christmas.
    →この場合のa fewは「数万〜数十万人」だと考えられる。

    p. 120 almost all Japaneseをalmost Japanese(×)としてしまうのは、almostを「ほとんどの」と覚えているため。almostは副詞なので名詞を直接修飾できない。
    almost all Japanese = most Japanese
    almost everyoneについては、almostかeveryの部分を修飾していると考えられる。

    p. 134 seldomは古くさい表現なので代わりに使われるのがhardly ever
    I hardly ever watch TV.

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著者プロフィール

アメリカ・ミシガン州生まれ。オハイオ州で育つ。ボーリング・グリーン州立大(BGSU)卒。南山大学の交換留学生として来日。現在、英語月刊誌『ET PEOPLE!』(http://www.et-people.com/)を発行するかたわら、 通訳、翻訳家としても活躍。子どもから大人まで幅広い年齢層への英語指導、和英辞典の執筆、英語教科書および参考書の作成にも携わる。元名古屋市立大学(NCU)講師。現在、河合塾英語科講師。『NHKラジオ英会話』のコラムも執筆。おもな著書に『日本人が言えそうで言えない英語表現650』(青春新書)、『朝から晩までつぶやく英語表現200』『日本人の9割が間違える英語表現100』(以上、ちくま新書)、『世界と話そう!おもてなし英語』(王様文庫)など多数。

「2023年 『日本人が思いつかない3語で言える英語表現186』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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