吾輩は英語がペラペラである ニッポンの偉人に学ぶ英語学習法

  • Gakken (2023年7月13日発売)
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本 ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784053056412

作品紹介・あらすじ

日本にいながら英語を身につけた偉人に学ぶ
究極の英語学習法!

***
大隈重信―テキストはアメリカ合衆国憲法と聖書
伊藤博文―毎日英字新聞を読む
新渡戸稲造―1日3語覚える
夏目漱石―英文を方程式に当てはめる
野口英世―スペルの規則を見つける
石川啄木―仲間同士で1章ずつ訳読
村岡花子―60パターンの英文を暗唱
芥川龍之介―「ながら読み」で洋書を読破 etc…
***

■「はじめに」より一部抜粋

新渡戸稲造、夏目漱石、野口英世―彼らに共通する点がわかりますか。それは、成人する前に海外への留学を経験することなく、日本にいながらにして、ネイティブ顔負けの英語力を身につけたことです。
新渡戸稲造は、日常会話をすべて英語とし、日本語を使ったら罰金というゲームを友人と行ったり、一日三つ新しい英単語を覚えれば2年で英字新聞を読めるようになるという「一日三語主義」を提唱したりと工夫を重ね、国際連盟事務次長を務めるほどの高い英語力を身につけました。英文学を研究していた夏目漱石は、英文を方程式に当てはめるという独自の科学的アプローチに挑みました。貧しい家庭に生まれた野口英世は、学歴不足を補うために英語力を磨き、アメリカ行きのチャンスを手にしました。
ほかにも、大隈重信、伊藤博文、芥川龍之介など、英語学習で一定の成果を挙げていた偉人はたくさんいます。政治や文学の世界で彼らが残した功績は歴史の授業で習いますが、英語学習に苦労していたという話は、意外と知られていないかもしれません。
本書は、そんな日本の偉人30人が実践した英語学習法をまとめたものです。彼らが生み出した独自のメソッドを体験したり、彼らが読んだ英文や書いた英文を味わったりする「やってみよう」というコーナーも設けています。
30人の偉人の中には、遭難時にアメリカの捕鯨船に助けられ、そのまま渡米したジョン万次郎や、幼少期のほとんどをアメリカで過ごした津田梅子など、英語学習に有利な環境で育った人物も一定数います。しかし、そういった例外的なケースを除いて、多くの偉人が置かれていた環境と、今日の日本を比べたら、今のほうがはるかに英語を習得しやすい環境であるはずです。彼らにできて、私たちにできないと弱音を吐くことは許されません。
さあ、30人の個性豊かな偉人による英語教室の扉を開きましょう。「こんなやり方、意味あるの!?」とツッコミたくなるような学習法もたくさんありますが、お札や教科書に載っている偉人たちも、そうやって時に失敗しながら、地道な努力を重ねて英語を習得していきました。この本が、英語学習に励むあなたの支えとなることを願っています。

感想・レビュー・書評

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  • 明治の偉人は英語話者
    とにかく触れる、気合

  • この評価は、私のほうの問題。
    私にもう少し英語と偉人の知識があれば、
    もっと楽しめたのに、と思いました。
    ただ、この視点がとても嬉しかった。
    幕末や明治時代に、
    外国との交渉や文化が入ってくる様子が、
    教科書や映画では普通に描かれているが、
    そもそも、その偉人たちは、
    どうやって英語を習得したんだろう?
    英語を習得している時点でもう偉人やな、
    と思いますよね。ホント。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/570263

  • 国際があるので国際向けに英語関連として、文豪好きにも楽しめるかもしれません。

    [NDC] 830.7
    [情報入手先]
    [テーマ] 令和5年度第3回備中地区司書部会/フリーテーマ

  • 英語が勉強したくなる

  • 偉人がどのように英語を習得したか、この一点だけに興味があったが、ほとんどそれには触れられず、なぜ英語と関わりがあったかに焦点を合わせていたと思う。ただ、想像以上に多くの偉人たちが英語に精通していたことには驚いた。

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著者プロフィール

大澤法子
1983年、愛媛県出身。神戸女子大学文学部文学科英文学専攻卒業、神戸大学大学院文学研究科修士課程修了。文学修士(言語学)。大学院修了後、実務翻訳や技術翻訳に携わるほか、日本文化やテクノロジーをテーマに寄稿を行っている。

「2023年 『吾輩は英語がペラペラである ~ニッポンの偉人に学ぶ英語学習法~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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