「中学受験」をするか迷ったら最初に知ってほしいこと 4万人が支持する塾講師が伝えたい 「戦略的高校受験」のすすめ

  • Gakken (2024年5月23日発売)
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784053059055

作品紹介・あらすじ

◆◇◆小学生・中学生のお子さんを持つ保護者に必読の1冊◆◇◆

「中学受験をしてみようかと考えている」
「中学受験を続けるか悩んでいる」
「中学受験をやめた」
「中高一貫校だけは受けてみたい」
「高校受験に決めている」

あらゆる親の悩みに答えます!

2024年首都圏中学入試総括レポート(コアネット教育総合研究所 2024年2月20日公表)によると、
2024年度首都圏(一都三県)の中学入試の受験者数は少子化の影響もあって前年より減少したものの、 
中学受験率は 22.7 %と過去最高を記録しました。
この「中学受験」への過熱 は、多方面で報道され、
テレビドラマ、漫画、小説のストーリーに採用されたり、情報番組では「受験密着」企画になるほど注目されています。

首都圏で「中学受験」を選ぶ保護者たちは、どのように中学受験を決めているのでしょうか?
「友だちが中学受験をするというから」
「親が中学受験をした経験があるから」
「公立中よりも私立中のほうがよいイメージだから」
という意見かもしれません。

ですが、
「中学受験は、高校受験よりも有利だから」
「高校受験よりも向いてそうだから」
など「高校受験」と比べている方は少ないようです。。
なぜならそもそも、「高校受験」の情報が圧倒的に不足しているのです!

Xで4.5万人のフォロワーに支持されている“東京高校受験主義”こと、東田先生は
今まで20年間で、数千件以上の相談に乗ってきました。
この生の体験をもとに、

・中学受験のよいところ・悪いところ
・どんな子が中学受験に向いていて、どんな子が高校受験が向いているのか? 
・小学何年生から高校受験を目指せばいいのか? 
・学習塾や学区の選び方

さらに「ここまで書いていいの!?」と驚く最近の内申事情まで、この1冊でまとめられています。

毎ページ読むたびに、目からウロコの情報ばかり。
読み終わる頃には、わが子の受験への明確な筋道と、目標が定まるはずです。

【もくじ】 
プロローグ 「中学受験」ではない選択肢もある
第1章 小学生らしく過ごせて学力も落とさない「戦略的高校受験」の道
第2章 公立中高一貫校の受検はあり? なし?
第3章 高校受験でおすすめ、「最強」の学習ルート
第4章 親世代とは違う「内申点」の考え方
第5章 偏差値だけじゃない!令和の都立高校のリアル
第6章 「私立高校受験の世界」をのぞいてみよう

感想・レビュー・書評

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  • 高校受験の塾講師から見た、過熱化する中学受験への客観的な視点と、著者の提唱する"戦略的高校受験"の紹介を軸とした一冊。

    先行き不安感が募る日本において、子どもに少しでもいい教育を受けさせようと、首都圏を中心に中学受験が過熱化している昨今。ただ、魅力的で多様な私立中高が多数存在するのは確かながら、そこに至るにはあまりに過酷な勉強量を小学生に課すことになる。
    であるならば、一度立ち止まって、高校受験という選択肢を改めてよく考えてほしい。というのが著者の思い。

    本書は中学受験に潜む落とし穴を列記しつつ、趣味や習い事と並行しながら高校受験を勝ち切る「戦略的高校受験」を推奨する。
    それにしても、小学生時代から中学内容の先取りを行いましょう、という内容なので、やや特殊かつストイックな手法なのだが、まだレッドオーシャンではないと言えそうな方法論である。

    それ以上に、もしかしたら今の親世代にとって参考になるのは、公立中の内申点に関する現状や、個性豊かな都立高校を紹介した後半部分かもしれない。
    特に、内申点とは不透明極まりない評価方法であるという思いが強い人は一読の価値があるかもしれない。現在の手法で公平客観な評価が完全に保証されているとは思わないが、昔よりだいぶマシになっていそうな印象は受ける制度になっている。

    どうしても東京都を中心とした話が多く、非都民としては参考にしづらい箇所もあるが(というか、ただ東京が教育に力入れていて羨ましくなるだけ。笑)、中学受験を選択するかどうかという問題は、すなわち高校受験という選択肢との比較で判断することなので、中学受験をまずは志しているという人も一読の価値はあると思う。特に都民は。

  • 考え方はわりと共感するところが多いし、情報アップデートも兼ねて読んでみた。わかりやすいし、あえての高校受験の人が目指すところ、こなすことが書かれていて参考になる。(東京都の内申の実技2倍とかは書いといた方がいいと思うけど)

    ただ、タイトルで「中学受験」が立ちすぎなので、すでに高校受験でいこうと決めている人の手に届きにくいのでは、と少々気になった。内容的には「戦略的高校受験のすすめ」の方がメインだし。

  • 競走適性の有無(我が家だと、上の子はあるが下の子はない)
    精神的早熟(下の子はあるが上の子はない。後伸びタイプ)
    中受したい→一時的なものか見極め
    他の塾もある 高校の文化祭に行って高校受験の学校にもメリがあることを見せるなど
    睡眠時間がどのくらい必要なタイプか

    英文法
    自立学習 継続力←まずはこれ、問題解決力、計画設計力
    数学先取り 週1カテキョ 進捗、解説

    サマーキャンプ、探究学舎、数学塾

    公立中高一貫は早熟度が肝
    時間費用かけすぎない、前向きな撤退選択を常に持っておく
    Z会か高校受験塾の公立中進学コース
    小6の夏はスペシャルな体験を

    自習できない子には塾良いが、できる子には必ずしも。中1では塾の進度抑えめ。

    中学準拠型と実力養成型
    両方ある塾に通うのも
    どちらがよいではなく子供に合わせて
    中1,2はタブレットでも
    学習コーチング

    内申 簡単別評価
    評定の疑問点は後日、どうすれば5を取れるか(感情的にならず)
    私立は検定、生徒会、部活の実績を加点
    内申のために、とは保護者は言わない。検定くらいで。大人になって役立つから
    私立 指定校や部活、長時間拘束や大量の課題注意。中高一貫の高校から入学は雰囲気など。行事の中心に高入生いるか?

  • 受験しなくていいよ。と背中を押してくれる作品。タイトルに反して結論ありきなのがちょっと嫌だ。とはいえ、中学受験って少ない情報で戦うんだなー。と実感させられるくらい、局所的な情報が多い気がする。

  • 「戦略的高校受験」を勧める高校受験の塾講師による一冊。都内在住者をメインターゲットとして書かれている。都内に蔓延る安易な中学受験に警鐘を鳴らし、高校受験のメリットを冷静に解説している。
    都内の中学受験の過熱は、公立中学に対する不安と表裏一体な所があるが、かつての「荒れる中学」の姿は既に今はなく(この話は都内をメインに書かれている点は留意)、内申点も(基準がかなり厳格化され、さらに9教科の先生が関わるので平準化される)過度に不信感を持つ必要がないことが語られる。
    筆者はベースとしてアンチ中学受験ではあり、そのフレーバーは随所に見られるが、基本的にはフラットな姿勢で書かれていると感じた。

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