- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054000476
感想・レビュー・書評
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8 :まるちゃん:2003/08/25(月) 01:51
現在手に入る、単修法のいい教材としては秦浩人先生の本と、赤木幸一(赤木厚史)先生の本でしょうね。赤木先生の本は特に単修法の集大成的なところがありますから、みなさま一読をお薦めいたします。潮文社という出版社から3冊ほど、出ております。
38 :Zanoni:2003/08/31(日) 20:35
房中術のテキストも紹介してあったので、引用しておきます。
裁接派(房中術仙道)のもの
秦浩人 著 『仙道房中術入門』(東京・鷹書房)
秦浩人 著 『仙道房中術--短期実践法』(東京・香草社)
張木 著 『漢方SEXで健康になる知恵』(海潮社・絶版)
前のふたつは、単修法(異性から一方的に精気を吸いとる法)、あとのは双修法(男女ともに精気を取り合う和合的な房中術)の本だ。
ただ、房中術はとても難しいので、はじめて仙道を行う人や独習する人にはすすめられない。参考程度に読まれるとよい。
なお、これ以外の房中術の本は役に立たない『素女経』系統の本か、この三冊からの盗用かのどれかである。
51 :まるちゃん:2003/09/07(日) 16:10
いつの間にか房中術の書籍に話題が移っていますね。
秦先生、赤木先生のご著書があれば最低限の実践には事欠かないと思います。
それから、36の方にご紹介いただいた、『仙道房中の法』、読みました。
あんなもん、普通の人は(というか初心者は)実践できるわけがありません。
西洋の錬金術との対比でなんだかうまくごまかされてしまった気がしますが、
かなりの修行をつんだ方むけの内容なのかもしれません。
それから、この本読んで、どうして「仙道やってモテモテ」見たいな不思議な発想をする方がいるのか、わかりました。この本だったんですね、そういったしょーもないことを言い出してるのは。
52 :練:2003/09/07(日) 21:40
その本は私の中では結構評価が高いけど、どうもあまり評判が良くないみたいですね。
>西洋の錬金術との対比でなんだかうまくごまかされてしまった
「仙道錬金術房中の法」の旨みは単に仙道だけにとらわれない神秘行のエッセンスを抽出した所が一番おいしい所だと思っていたので、そこにダメだしされてしまうとどうにもならないでしょうね。
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↑エロオタに仙道錬金術は、豚に真珠。
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それだけでは単なる捨て台詞に見えてしまうので、価値がわかっているあなたに、少し仙道錬金術についてご教授いただきたいのですが。
さわりだけでも解説してもらえませんか?
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>神秘行のエッセンスを抽出した所が一番おいしい所
まー、神秘行を総合的に把握してればまさに一番おいしい所を、学研本でよくぞ書いてくれたとなるけど、狭義の房中術に限定された視点で考えると「ごまかされた」となってもしゃあないわな。
神秘行は進化具合で、理解というか視界の広さがまったく違うから。
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その辺りの話、もう少し具体的に未読の人間にも分かるように書いてもらえると非常にありがたいんだが。
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「具体的に」書くことが難しい箇所なんだけど、自分の中の女性原理(=アニマ)と交流することを仙道における究極のゴール、とまではいかないまでもかなり高い目標に挙げてる。
アニマを始めとした元型イメージとの出会いはユングがさんざん語りつくしたテーマで、それが先入観にある人は「なんだユングの焼き直しか」となるわけだけど、この本は「仙道実践家」による「房中術」の本であるわけで。
ちなみに、元型イメージは夢の中で出会って言葉をやり取りするだけでも、その人の精神に重大な影響を与えてしまう。なら、言葉以上に濃密な気のやり取りをしてしまったら?
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1026 名前:944:2008/09/21(日) 05:12:4
このままだと私も学研後期の著作は評価していないと思われかねないので、学研後期の著作について。
何故かというと、ネット上ではあまり評価されていない学研後期の著作に中には著者入魂の名作(世間の評価は違うかもしれないが)が存在しているからです。
高藤氏は実践者としてもまた研究者としても優れている人でそうした才能を遺憾なく発揮しているのは学研の後期の著作だと思うのです。
様々なフィールドワークや経験を基にして仙道や錬金術、チベット密教など異なる神秘行体系の共通点と異なる点を読者に提示し、伝統仙道だけでは到達できない様々な視点を発表していることは意義があると思います。
本当は高藤氏のような人間が大学で文化人類学の教授になるべきだと思うのですが。
日本人でこういう本を書いた人って高藤氏しか居ないんじゃないかなと思っています。
(西洋だとユングがいますけど。西洋から見た東洋という視点ですが。ちなみにオカルトの才能のある人はぼ全員フロイトよりユングですよね。)
それでいて読み物としてもエンターテイメントとしても成立させてますから単純に凄いと思います。まあこれだけ褒めても私の何の得もないんですけど。
だからネットの評判だけで読んでない人には読んで欲しい訳です。
せっかく高藤仙道に関わったんなら読まないと損だと思うんです。
とまあ絶賛しましたが欠点も公平に書いて見ます。
これを書いてしまうと元も子もないのですが学研後期の本は割りと高度なので初心者というか気の感覚が無い神秘体験が無い、霊体験が無い、そういう人にはあまり伝わらないと思います。これは高藤氏も言ってたらしいです。
結論としては「他人の本の評価は気にするな、本の評価は自分でしましょう。」です。
万人にとってよい本なんてありませんから。
私の本に対する評価も信用しないで下さい。
どのように情報を吸収するかは全て自分の人生に跳ね返ってくることですから。
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名前:epiou:2010/10/07
仙道錬金術房中の法、この本、発売時は理屈先行、ユング心理学偏重という感じで、斜め読みしたあと書架に放り込んでおりました。
最近読んでみて、かなり深いし、実用にも関係してくる内容にびっくり。己の不明を恥じました。
各仙道流派の文献を読むための参考書にもなります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高藤聡一郎の著作の中でも高い評価を受けている一冊です。仙道の高い段階で起きる現象について、錬金術とユング心理学の観点から鋭く考察しています。仙道を修行する人の他にも神秘行を志す人なら非常に勉強になる一冊です。
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仙道錬金術房中の法、この本、発売時は理屈先行、ユング心理学偏重とうい感じで、斜め読みしたあと書架に放り込んでおりました。
最近読んでみて、かなり深いし、実用にも関係してくる内容にびっくり。己の不明を恥じました。
各仙道流派の文献を読むための参考書にもなります。 -
高藤本の基礎にして至高の1冊。
ユングに読ませてあげたい。