寺山修司から高校生へ 時速100キロの人生相談

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054002647

感想・レビュー・書評

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  • ひじょうに面白かった。
    この本の内容は高3コースという雑誌の連載だったそうだ。
    寺山修司が本気で殴り合う。まさにボクシングしてるみたいだ。
    思い切りよくぶつかってくる奴には、さらりとよけ。
    怖くて殴ることもできない奴には、かかってこいや〜〜!と挑発する。
    女の子の黄色い声援は有り難く頂戴する。

    ま〜全編にあたってこんな調子だ。
    とても面白かった!

  • 本書はいわば時間の砂の中に埋もれていた「もうひとつの寺山ワールド」である。
    半世紀以上もたった今でも、みずみずしさを失わず、鋭い完成ととぎすまされたことばのやりとりで展開する新鮮な「対論」の数々を、今、心ゆくまで味わっていただきたいと思うのである。(古賀仁)

    ―目次―
    ■酒場がぼくの学校だった
    ■ここはことばの暴力教室だ
    ■思想のボクシングジム
    ■自己の絶壁をのぞく勇気を
    ■思想のないものはせめて方法を持て
    ■怒りをぶちまけてサンドバッグをたたけ
    ■「出会い」と「関係」と「対立」を
    ■人生に退屈してはいけない
    ■すべての疑問についてやりとりを
    ■ぼくが変わったのか読者が変わったのか
    ■おやじを殴り倒せ
    ■きどったあいさつはいらない
    ■投書はことばの爆弾である
    ■ときには酒場や町のほうが効果的な学校だ
    ■すべての門は開かれてある
    ■ぼくは諸君の敵なのだ

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著者プロフィール

寺山修司(てらやま・しゅうじ)
1935年、青森県生まれ。54年「チェホフ祭」で短歌研究新人賞特選を受賞。早稲田大学教育学部在学中にネフローゼを発病、4年間の療養生活を送ったのちに劇団、演劇実験室「天井棧敷」を結成。
劇作家・演出家として活動するかたわら、映画監督、詩、小説、批評、歌謡、競馬評論など、国内外で様々な分野の才能を発揮した。
83年5月、肝硬変と腹膜炎のため敗血症を併発、47歳で逝去。

「2024年 『あした死ぬとしたら 今日なにをするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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