日々これ掃除 人生福々、会社福々

  • 学習研究社
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054002944

作品紹介・あらすじ

“トイレ掃除の名物社長”として今や全国にその名前が知られるローヤルの鍵山秀三郎社長。生い立ちから会社創業、今日までの半生を振返って、その深い人生観と独特の経営哲学を書下ろした人生経営の書。*

感想・レビュー・書評

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  • 〈本から〉
    平凡なことを継続して実行しておりますと、平凡の中から生まれてくる非凡というものが必ず出てまいります。これは大変大きな力を持っておりまして、人を感動させる力を持っております。

    人を感動させるということに最も大きな意義がある

    「良樹細根」

    教育というものは、その子供をどう刺激するかですね。

    私を変えた炎天下の母の姿
    忘れられない田んぼの水汲み

    「涙定量、汗無限」

    苦労が顔に出なかったら“勝ち”

    いくつになっても、年齢に関係なく、いつも純情で、小さなことにも傷つきやすいような、そういう心を持ち続けながら、体験をしていく

    「攀念智(はんねんち)」を持たないこと

    芥川龍之介
    「運命はその人の性格の内にあり」

    聖書
    「汝の行動は汝の予言者」

    「鄙事多能(ひじたのう)」
    身辺の雑事として片付ける細々としたことは、いつも多能で器用でなければいけない

    不利なことを受け入れるは“宝”

    人間は毎日見ているもの、接しているものに気持ちが似ていく

  • 陶芸家河井寛次郎:鳥がえらんだ枝、枝が待っていた鳥 良樹細根:いい木は必ず細い根から育っている みんなで洗車したら事故が減った 佐光義民先生:涙定量、汗無限

  • 著者の鍵山さんは、この本の中で 「凡事徹底」 「平凡の中から生まれてくる非凡」 「積み上げるということが、どれほど大きなことか」 等と言葉を換えながら、誰でもできる平凡なことを継続することの大切さを繰り返し書いておられました。



    誰でもができることであったとしても、それをずっと続けていくためには「続ける」という能力が必要なんだと思います。 



    今、私は能力という言葉を使いましたが、「続ける」という力に訂正させてもらいます。なぜなら、続けるということはもともとその人に備わったものではなく、蓄えたり身につけることによって誰もがもてるものであると思うからです。この本を読んでその意を強くしました。



    ただ、多くの者がそうなるためには、ずっと続けていくための「仕掛け」や「哲学」、「楽しみ」や更には「ご利益」まで必要なのかもしれません。



    そういう意味では、身近なところに鍵山さんのような人がいてくれるとありがたいのです。

    わたしは、常々学力差を越える「学び」の創造を思案しているのですが、鍵山さんの「平凡を続ける」ところに、そのヒントをいただけたように思います。

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著者プロフィール

昭和8(1933)年、東京生まれ。昭和27(1952)年、疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。昭和28(1953)年、デトロイト商会入社。昭和36(1961)年、ローヤルを創業し社長に就任。平成9(1997)年、社名をイエローハットに変更。平成10(1998)年、同社取締役相談役となり、平成20(2008)年、取締役辞任。平成22(2010)年、退職。創業以来続けている掃除に多くの人が共鳴し、その活動はNPO法人「日本を美しくする会」として全国規模となるほか、海外にも輪が広がっている。著書に『凡事徹底』『続・凡事徹底』(以上、致知出版社)、『鍵山秀三郎「一日一話」』『すぐに結果を求めない生き方』(以上、PHP研究所)などがある。

「2020年 『大きな努力で小さな成果を――平凡なことを非凡に努める「凡事徹底」の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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