- 本 ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054006188
感想・レビュー・書評
-
こんなに会話多いならドラマとか映画にした方がいいのでは?
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブコウスキーほんとすき
テキトーにぶっ飛んでて
ロクでもなくて笑える
登場人物のキャラクターもいい
まずpulpっていうタイトルが最高
ニックビレーン、死の貴婦人、セリーヌ、
の3人が顔を合わせるシーンは
好きな映画のワンシーンを観てるみたいに魅力的だった
ほんとうに映画を観てるみたいだった
帯に「ハードボイルド」と書かれてはいるが、
主人公のニックビレーンは凄腕でもなんでもないし、
死にそうになると開き直るし、
つまりロクでもないんだけど、
なぜか無敵感がある笑
でも1番グッとくるのは
ふとした時に見える、
憂鬱さと諦観みたいなものが見え隠れする
ブコウスキー哲学みたいな言い回し
ラストシーンはブコウスキー自身の
人生の締めくくりに対する理想だったのかなぁ、
なんて考えてしまった
なぜだかホロリときてしまって参った
-
ブコウスキーの遺作。とっくに死んだはずの文学者、セリーヌが生きていて、その男が本物かどうかを調べろという依頼を受け、奔走するダメ探偵、ビレーン。加えて舞いこむ奇妙な依頼に振り回される。それぞれがなんとなく「リンク」して、最終的には、唯一腕を買ってくれている知人からの依頼、「赤い雀」を探し当てるところがクライマックス。アメリカ現代社会をベースに、しかし彼の周りだけ少しずれた幻想みを帯びていく。飛び交う暴言、威嚇やゲスな場面もあるが、どこか現実味が薄くフワフワしている。ハードボイルド風の切れ味のある台詞、混乱と滑稽、ネジの緩んだ男たち、強気の美女たち。オフィスにはろくな来客も電話もこない。デスクと電話が一個、あとは酒とルガー。そういう哲学。
-
2014/1/21
-
ニック・ビレーンは、飲んだくれで、競馬が趣味の超ダメ探偵。ところが、そんな彼に仕事が二つ転がり込む。ひとつは死んだはずの作家セリーヌをハリウッドで見かけたから調べてくれという“死の貴婦人”の依頼、もうひとつは“赤い雀”を探してくれという知人の依頼。突然の仕事に大張り切のビレーンは、早速調査にのり出すのだが…。元祖アウトロー作家の遺作ハードボイルド長編
-
ダメ探偵の笑えるくらいダメな生活に泣ける。
-
これがブコウスキーへの第一歩でした。
他の作家の本はこれほど読んだことはないし、これからもないと思う。
ブコウスキーを繰り返し読んでいれば死ぬまで時間つぶしができると思います。
著者プロフィール
チャールズ・ブコウスキーの作品





