国僧日蓮 (上)

  • 学習研究社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054010666

作品紹介・あらすじ

比叡山の厳しい修行から帰った日蓮は、故郷の清澄山で立宗宣言。以後「南無妙法蓮華経」の法華一乗の国家建設と末法の救済に命を賭して挑む。内政と外交の二大国難を時の北条政権に警告したが、二度とも無視された。日蓮に危険が迫っていた。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史小説家の童門冬二氏が日蓮に挑戦した意欲作。同氏は、小説家を志したときに一つの願いを立てたという。内村鑑三の代表的日本人に登場する五人の男を小説化するというものだ。正直に言って、手が出ないと思っていたというが、兎にも角にも、もし日蓮が生きていたら、現代の国家的・国民的危機にどう対応するかというテーマで完成したのが本書である。日蓮を書くのは難しかっただろうな、と思う。

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著者プロフィール

歴史作家。東京都知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。退職後作家活動に専念。人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『上杉鷹山』『小説徳川吉宗』など著書は300冊を優に越える。

「2023年 『マジメと非マジメの間で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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