邪馬台国の謎と逆転日本列島 最新の構造地質学が「魏志倭人伝」を実証!!女王国の方位と距離は全て正しかった!! (ムー・スーパーミステリー・ブックス)
- 学習研究社 (2002年7月9日発売)


- 本 ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054013094
作品紹介・あらすじ
邪馬台国の唯一の史料「魏志倭人伝」の記述をめぐって、これまで方位や距離が間違っていると議論されてきたが、本当に間違っていたのは当時の地形が現在と同じだという暗黙の了解にあったのだ!! 当時の日本列島は南北が逆転していたのだ!!
感想・レビュー・書評
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サイエンス・エンターテイナー飛鳥昭雄先生と、謎学研究家三神たける氏が、古代史のミステリーに挑むシリーズ。2002年刊行。
前作『「心御柱」の謎』で、一旦、日ユ同祖論テーマは終了したのか、今作では邪馬台国の位置を構造地質学を元に推理する内容になっています。
今まで古代史ミステリーのシリーズは、文献学、比較神話学を元にした文系な展開でしたが、ネオ・パラダイムASKAシリーズの古代史シリーズとは別の地球科学・宇宙科学ミステリーで説いてきた内容を元に古代史を推理する理系な展開。
自分は宇宙科学・地球科学のネオ・パラダイムASKAシリーズはなんとなく敬遠して、読んでいなかったのですが、惑星ネメシス、ポールシフト、地球膨張論といった飛鳥先生が1990年代から紹介している数々の説には、とても胸がワクワクさせられました。
結果的には、物的証拠がないので、仮説の域を出ないのですが、それでも相変わらずそれが真実なのではないか、と思わせてくれる楽しい内容でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史は後の人、どちらかというと時の権力に都合のいいように記述されるまのです。考古学も最近は科学的な分析方法も発達し出土したものの年代などの確定がはっきりできるようになって論争にも終止符が打たれることが多いです。この本はそうした科学的な分析を交えて日本の古代史をしかも正史とはまた別の資料を元に視点を変えて、他の学問の成果も活用しながら興味深い内容になっています。何事も先入観をもたずに違った角度から物事をみる事に気づかされる本ともいえます。
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いわゆるところの歴史系トンデモ説本なんですが、逐一納得の行くようにお話が組み立てられていて、資料などもちゃんと整っているところがとても素敵でした。ネタとしては面白いと思いますが、本当だと思うかと言われると・・・なんとも(^_^;)コメントのしようが・・・
飛鳥昭雄の作品





