本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- 本 ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054016446
作品紹介・あらすじ
日本を代表する怪談『四谷怪談』だけに、なぜ祟り話がつきまとうのか。未発表の新資料や当時の、そして現代の社会的背景も鑑み、その謎を究明。四谷怪談の主題を現実に起こったひとつの事件ととらえ、お岩なる女性と「祟り」の真実を明らかにする。
感想・レビュー・書評
-
個人的な感想を述べるならば、四谷怪談は、一種の呪術化している都市伝説なのかなぁと。
呪いというものは「かけられた」と認識することでかかると言われている。
偶然といいたいけれど、四谷怪談の闇は濃く、そこをさまよう著者の視点もゆらいでいて非常に面白い。が、別に四谷怪談の謎は解き明かされない(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小池壮彦の類稀なる作家性とルポ能力を証明した作品。四谷怪談にまつわる「祟り」が、人々の間でどのように作り上げられてきたかを綿密に練り上げていく構成は、脱帽の一言。序文の最後「お岩さまにお願いしな。」は鳥肌が立つほどカッコイイ!
全4件中 1 - 4件を表示
著者プロフィール
小池壮彦の作品





