ハーツ 死に抜けゲーム

  • 学習研究社 (2003年7月29日発売)
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本棚登録 : 33
感想 : 9
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  • 本 ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054021044

作品紹介・あらすじ

異床同夢?あるトランプのジョーカーを目にした人間全員が同じ夢の中に迷い込むという怪奇。この悪夢から逃れるすべはハーツのゲームに勝つことだけだった。主人公片坂は、覚醒中にその謎を解こうとするが、そこには戦慄の真実が隠されていた――!

感想・レビュー・書評

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  • 大学時代にハーツが好きでよくやった&何となく設定が面白そうで何となく買った本でしたが、予想以上に面白かったです。よくある設定ではあるのですが話の構成がしっかりしていると思います。最後まで「なるほどなぁ」と思わせる本でした。

  • その赤いジョーカーを見たものは、毎晩赤い夢に閉じ込められ、死ぬまで「ハーツ」をすることになる…。
    高校の頃から眠り続ける、謎の奇病に侵された同級生。彼女を見舞ったその日、彼らはそのトランプを目にした。赤い夢の中で繰り返されるのは、参加した四人の内の一人が死ぬ「ハーツ」というトランプゲーム。選別される受精卵に例えられるプレイヤー達。なぜこの夢は存在しているのか?誰がこの夢を作りだしているのか?
    赤い夢と現実を行き来しながら、夢の謎に挑む者。自らの命を差し出す者。生き残るために死力を尽くす者。
    多くの心理学的知識を交えて展開される物語の結末は…?

    -敗者には死を、勝者には夢の続きを-…


    面白い!続きが気になって気になって仕方ない読書は、久しぶりでした。結構ディープな心理学的知識がどんどん出てくるので、理解するのに時間はかかりますが、理解すればするほど面白くなります。赤い夢の中での駆け引きのパートと、起きている間の「赤い夢ができあがった謎」を解き明かすパートが複雑に絡み合って、最後に残るのは不思議な達成感と、壮大な虚無感…。
    登場人物の一人のその後が、気になるところです。

  • ジャケ借りした本。
    かなりな長編だったけど、読み終わった後はちょっと心が浄化された様な。
    泣けたからかな。
    凄く久し振りに小説読んで泣いたかも。
    これは借りて正解…!!!

    片坂のワンワンっぷりが萌えた。
    沖野は…あれ、EXITの凡河内な感じがした。
    長身で寡黙。
    でも乾な気もするw
    「うむ」とか萌え過ぎたww←
    良いお話だった。

    子宮は夢を見るのか?の言葉を思い出した。
    萩尾望都だっけ?
    ああ、でもこんな話を世間でしてたら「変わった子」で片付けられてしまうのが悔しい。
    何でみんな分からないんだ。

    ハーツのルールが分かった!

  • 怖いけど面白い

  • ホラーとかはあんまり好きじゃないのですが、これは本当に最高でした!
    ≪ハーツせんよう≫のトランプでハーツをしていく。
    敗者には死を。勝者には夢の続きを。
    そして真実は最後の最後に分かるんですっ。もう素敵すぎます!

  • 携帯はxxで の次におもしろいな、と思った本。
    長々と書かれている部分もあり、飽きてしまうこと少々。
    もう少し、説明を簡潔にしてくれれば、もっとおもしろくなるはず。
    展開は、あぁ、やっぱりこうなるんだ。
    と思う部分もあれば、ええっ!
    という部分もある。

  •  別々の場所で、別々の時間に眠りについた7人の男女。しかし気がつくと、彼らは同じ夢の中にいた。そこで彼らは「ハーツせんよう 結花」と書かれた赤いトランプを見つける。夢から抜け出すためにはゲームをしなければいけない。しかし――敗者には死を、勝者には夢の続きを――負け・・・すなわち「死」。そして、勝者も次に寝たとき、再びこの夢に舞い戻ってしまう。この悪夢を終わらせる方法はあるのか?

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