- 本 ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054021914
作品紹介・あらすじ
宮藤官九郎の初エッセイ集。舞台、ドラマ、映画の話もたっぷり。雑誌「TV LIFE」での連載エッセイに特別企画をプラス。ワイナリーと温泉を巡る小旅行紀行を撮り下ろし写真とともに掲載。川島なお美、片桐はいりとの座談会も。
感想・レビュー・書評
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毎日あまちゃんを楽しく見ている中、図書館へ行ったら宮藤さんの似顔絵バーン、にヘンテコなタイトルの本がありなんとなく借りました。雑誌「TV LIFE」に連載されていたエッセイをまとめたもの。一回ずつに宮藤さんと編集担当のコメントが付いてます。雑誌で一回ずつ読むのに丁度のノリと量で書かれたものを一気にまとめて読むとちょっとそのノリをもてあましながらも、そして「クダラナイ、、、」と思いながらも面白くて読んでしまう。巻末には川島なお美とワイナリーに行ったときのレポート、というおまけも付いてます。
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こういうエッセイはいいよなあ。
疲れてたって不機嫌だって読んでりゃそのうち「ふふっ。」って笑ってんだもん。
それにしても「くんく」って可愛い響きだ。 -
10年以上前なんだね。まだクドカンじゃなくて、くんくって言っちゃっててそれまたなんだ(笑)。
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くだらない~。けど、それでいいクドカン。そして若い。
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三浦しをんさんの本にこの続編の紹介があっておもしろそうだったので、じゃあまずはこちらから…と借りてみました。
この人はホントに、子どもみたいな人ですね。嫌いじゃないです、やっぱり。
いたなあ、こういう、決してクラスのリーダー的存在じゃなく、モテモテくんでもなく、教室の片隅で友達(みんな男)たくさんとバカ話ばっかりしてる男子。
その子がそのまま大人になったって感じ。 -
富澤タクさん経由でグループ魂を聴き始めたので、それ以外のメンバーが何してる人なのかって知らなかったのです。
これ読んだら、宮藤官九郎ってこういうことしてる人だったのね、ってことがよーくわかった気がする。 -
今頃読んで『ネタが古かった・・・』と、いう自分勝手なコメント!
でも、今第2弾も読んでいるので徐々に追いつこうとしています。 -
今をときめく宮藤官九郎による業界エッセイ。これだけ期待を裏切らず、「クドカン」あるいは「くんく」をやるのは大変だなって逆に考えてしまった。正に本人が後書きで書いているように、これを書いたのが彼じゃなかったら腹が立って仕方がないかもしれない。
脱力系のエッセイなんだけど、それでもパワフルに読んでしまうのは、別に内容がおもしろいからではなく、まさに本人が時代の風に乗っているからだろう。実際、「そうか、売れている演劇関係の人ってこんな日々を送っているんだ」って、目から鱗が落ちるような気がした。
才能があり、馬力がなければ死んでしまいそうな世界である。僕は行きたくないな。行きたくても行けないけどね。
2005/8/14 -
三浦しをんの推薦本(『三四郎はそれから門を出た』)。
インパクトの強い表紙に、たじろぎます。
間違いなく、クドカン本人ですが、裸に道化師の衣装を着せた、怪しい格好。
描いたのはしりあがり寿と知って、納得しました。
裏にはなぜか馬が書いてありました。サーカス仕様ということでしょうか。
そしてあまりにも不思議で脱力したタイトルに、手に取った人は、2,3回(え?)と確認したことでしょう。
当然、川島なお美の「私の体はワインから出来てるの。」のもじりですが、当の本人には怒られないのでしょうか?
怒られるどころか、彼らは仲良く一緒に山梨のワイナリーを訪ねており、その写真が掲載されていて、安心しました。
タイトルの衝撃が去ったところで本文に入ります。
クドカンのエッセイは初めて。予想通り、やんちゃな子供大人の彼が、思うままを書き連ねています。
クドカンという名前が定着しているのに、あえて自分から「くんく」と名乗る本人。
誰のことかわかりづらいです(笑)!
軽妙なトークを文字にしたような、語り口調のエッセイ。
勢いのある、彼らしいおもしろい表現がちりばめられています。
多忙極まりない毎日を、ユーモアセンス交えて伝えてくれています。
彼の処女作は、『マルコヴィッチの穴』よろしく、ヤクザのほくろの中に入るという芝居だったとのこと。
シュール!
全力で読もうとする読者に向かって、「まあまあ、もっとゆるく」と肩をポンポンたたいて力を抜かせる本。
脳みその隅の一部だけを動かして、あとはのんびり笑って読むのが一番のようです。
著者プロフィール
宮藤官九郎の作品





