日本人は蕎麦のことを何も知らない。 (E Life‐long Books)
- 学習研究社 (2003年9月30日発売)


- 本 ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054022416
作品紹介・あらすじ
日本人にとって最もなじみの深い食べ物で蕎麦がテーマ。歴史や種類などの薀蓄はもちろん、蕎麦のうそ・ほんと、粋な食べ方、文学や落語のなかの蕎麦、蕎麦の栄養学など、日本人の食文化を支えてきた蕎麦の魅力を存分に伝える本。
感想・レビュー・書評
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東京に来てもうすぐ半年。
そういやせっかく東京にいるんだから、蕎麦を食べたいなと思った。
蕎麦は好きだ。よく食べてた。
でもこだわるって気持ちがなくて、立ち食いソバが好きで、そば屋では鴨南蛮とカレーそばが好きだ。
そばつゆを1/3だけつけるとか、音を立ててすすらないとうまくないとか、そば屋で日本酒とか、そういうのは知らないわけじゃないけど、好き嫌いの前に興味がなかったので、無視していた。
だけどまあ、東京の名店に行くのだったら、知識ぐらいは仕入れておくかと、こんな題名の本を読む。
知識はつきました。
結論は「好きなように食べたらいいんじゃない?」ってことで、ごもっとも。
そりゃそうだ。
あんまり人生の役には立ちそうにないし、やっぱりカレーそばが好きだが、それで問題ないだろう。
でも、発見というか、読んで納得したことも。
・立ち食いそばでもうまいものは結構うまい
そう思ってたんだ。
・昔のそばのつけつゆは辛かったので1/3ぐらい。甘いのだったらどっぷりつけたらいい。
なるほど。納得。
・わさびはつゆに溶かしこむのではなく、箸やすめに嘗める
これは目からうろこ。今までとかしこんでは「なにか変じゃないか?」と思っていた。だいいち蕎麦湯を飲むときに「ホットわさび」になって、まずいと思ってた。
じゃあ美味しんぼ流の刺身の食べ方ってんで溶かさずにそばに塗りたくっても、食べにくいだけだった。
わさびは箸やすめにときどき嘗める。やってみたら、たしかにこれは悪くない。そばつゆは結構甘いので、何口か食べると舌がだれる。それを回復する。それと、蕎麦湯の味がまっとうになる。
ということで、まあ、機会があったら名店もいいけど、それは60過ぎてからの楽しみに取っておきますわ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の蕎麦に対する愛がひしひしとつたわる。かくいう自分も蕎麦っ食い。明日は蕎麦が食べたくなった。
【図書館】
<追記>
2月5日、買ってきて茹でて食べました。
でも茹で方失敗…。痛恨のミス…orz。。。
でもやっぱり蕎麦は旨い。