本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- 本 ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054026001
作品紹介・あらすじ
日米開戦の予感漂う昭和15年秋、船団護衛の必要性に理解を示さぬ陸海軍に業を煮やし、南方からの資源輸送の船団護衛を主任務とする逓信省所属艦隊が発足した!国家の動脈を死守すべく奮闘を続けていたが、ソロモン沖海戦に巻き込まれ思わぬ事態が出来する!
感想・レビュー・書評
-
海軍が海上護衛を実施しそうに無いから、独自組織を設立してしまうという考えは面白いと思う。実際、海軍は海上護衛をまともに実施する事ができていなかったと思うしね。
日本政府の逓信省や内務省が経済的な観点から、陸軍が兵員輸送の観点からと様々な知識を集約し、独自の輸送専門部隊を設立した事は今後も多くの波乱を産む要因となると思うよ。
痛快な物語だと思って読めば、十分に楽しめそうだ。
[more]
史実で海軍がまともにできていなかった事を上手く進めなくてはいけないから、必然的に海軍が馬鹿というか、間抜けというような扱いになってしまっているが、史実の徴用船の扱いを考えると民間に対する考えは似ていたのかもしれないと思ってしまった。
くれぐれも海上自衛隊ではそのような事が無いようにあって欲しいものだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海軍が航路防衛しないから官営の別の武力組織ってコンセプトはよかったが、いかんせん長過ぎじゃないだろうかと。
全2件中 1 - 2件を表示
著者プロフィール
林譲治の作品





