興国の楯 通商護衛機動艦隊 (歴史群像新書)

  • 学習研究社 (2004年9月28日発売)
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  • 本 ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054026001

作品紹介・あらすじ

日米開戦の予感漂う昭和15年秋、船団護衛の必要性に理解を示さぬ陸海軍に業を煮やし、南方からの資源輸送の船団護衛を主任務とする逓信省所属艦隊が発足した!国家の動脈を死守すべく奮闘を続けていたが、ソロモン沖海戦に巻き込まれ思わぬ事態が出来する!

感想・レビュー・書評

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  • 海軍が海上護衛を実施しそうに無いから、独自組織を設立してしまうという考えは面白いと思う。実際、海軍は海上護衛をまともに実施する事ができていなかったと思うしね。
    日本政府の逓信省や内務省が経済的な観点から、陸軍が兵員輸送の観点からと様々な知識を集約し、独自の輸送専門部隊を設立した事は今後も多くの波乱を産む要因となると思うよ。
    痛快な物語だと思って読めば、十分に楽しめそうだ。
    [more]
    史実で海軍がまともにできていなかった事を上手く進めなくてはいけないから、必然的に海軍が馬鹿というか、間抜けというような扱いになってしまっているが、史実の徴用船の扱いを考えると民間に対する考えは似ていたのかもしれないと思ってしまった。
    くれぐれも海上自衛隊ではそのような事が無いようにあって欲しいものだ。

  • 海軍が航路防衛しないから官営の別の武力組織ってコンセプトはよかったが、いかんせん長過ぎじゃないだろうかと。

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著者プロフィール

林 譲治(はやし・じょうじ)
1962年、北海道生まれ。ナイキミサイル基地訴訟で揺れ、千歳基地が隣接するという環境で育ったため、
幼い頃より軍事や防衛問題に関心を抱く。戦略シミュレーションの原案などで活躍後、作家デビュー。
確かな歴史観に裏打ちされた作品で人気を集める。
著書は『戦艦大和航空隊』『異邦戦艦、鋼鉄の凱歌』『新生八八機動部隊』(以上小社刊)、
『帝国電撃航空隊』『超武装戦闘機隊』(電波社)、『星系出雲の兵站』(早川書房)など多数。

「2020年 『技術要塞戦艦大和 (3) 珊瑚海海戦!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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