興国の楯 南海死闘編 通商護衛機動艦隊 (歴史群像新書)

  • 学習研究社 (2004年12月21日発売)
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本 ・本 (212ページ) / ISBN・EAN: 9784054026759

作品紹介・あらすじ

日米開戦の予感漂う昭和15年秋、船団護衛の必要性に理解を示さぬ陸海軍に業を煮やし、南方からの資源輸送の船団護衛を主任務とする逓信省所属艦隊が発足した!国家の動脈を死守すべく奮闘を続けていたが、レイテ海戦に参入し、予想外の奮闘を見せつける!

感想・レビュー・書評

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  • 陸海軍には内密に組織され、独自行動をとっていた通商護衛機動艦隊だったけど、一巻での活躍とバックに付いた内務省、逓信省の働きから一組織として認められたようだ。
    主任務は通商護衛なんだろうけど、陸海軍からの依頼も副任務として受けるようだ。
    [more]
    今回はカダルカナルで撤退している部隊への補給物資の輸送を依頼されたようだが、ちょうど連合軍の攻勢が開始され、巻き込まれたね。
    通商護衛機動艦隊の動きも気になったけど、現地の陸海軍が協力体制を敷いたことには驚いたな。最終的に海軍参謀が一人犠牲になってしまったけど、少し希望が見えたよ。
    海軍の空母への突進を蚊に例えたのは面白かったな。
    飛行隊長の話していた戦術的勝利が戦略敵・外交的・政治的な勝利に繋がるという事を簡単にではあるが示した事は新鮮だった。あんまり架空戦記では触れないんだよな。
    史実の日本は戦略的勝利どころか戦略的な方針するなかったんだよな。

  • 処分

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著者プロフィール

林 譲治(はやし・じょうじ)
1962年、北海道生まれ。ナイキミサイル基地訴訟で揺れ、千歳基地が隣接するという環境で育ったため、
幼い頃より軍事や防衛問題に関心を抱く。戦略シミュレーションの原案などで活躍後、作家デビュー。
確かな歴史観に裏打ちされた作品で人気を集める。
著書は『戦艦大和航空隊』『異邦戦艦、鋼鉄の凱歌』『新生八八機動部隊』(以上小社刊)、
『帝国電撃航空隊』『超武装戦闘機隊』(電波社)、『星系出雲の兵站』(早川書房)など多数。

「2020年 『技術要塞戦艦大和 (3) 珊瑚海海戦!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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