0歳~3歳のちから モンテッソーリ教育が見守る乳幼児の育ちと大人の心得 (子育てサポートブックス)
- 学習研究社 (2005年6月7日発売)


- 本 ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054027039
作品紹介・あらすじ
人としての出発点である0歳から3歳に焦点を当て、この時期に発達する能力を最大限に引き出すための大人の環境をとりあげました。それは発達に応じた玩具や教材の具体的な使い方やちょっとした大人の手助けなのです。
感想・レビュー・書評
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子どもの発達過程と補助教材の紹介など
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子どもの成長には興味の引くものに興味の引く時期がある。
話ことば・秩序・小さいもの・運動・感覚
これらの時期を見極めて子供に接しないと才能を伸ばせないとのこと。
子どもを育てるときには漠然としていたが
孫に接していてその区別に気を付けようと思った。 -
2021/01/23
モンテッソーリの教育について概要的に書かれていた。わかりやすさの観点から見るとうーん。ってかんじだけど、概念はわかる。実際に現代のおうちでできる具体性はイマイチかな?モンテッソーリ教育についてはわかった。 -
この本で初めてモンテッソーリ教育と絵本について書かれていて、
なるほど、この教育法ではそういう位置づけなのねーと。
(6歳までは現実に即したものがベスト。なぜなら自分たちの生きている世界がどうなっているのかを探求している年代であるから) -
素晴らしかった。モンテッソーリ教育に興味がなくとも児童心理という点で非常に役立つ良書。
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モンテッソーリでは、0歳〜6歳までを敏感期とし、なかでも0歳〜3歳は思春期にならぶ成長著しい期間として、「感覚」「秩序」「小さいもの敏感期」「運動」「感覚」の敏感期に必要な環境づくりを提唱している。
この”敏感期”という用語、聞き慣れずに解釈に困っていましたが、本書によれば生物学の用語とのこと。産まれたばかりの蝶の幼虫は、光に強い感受性をもっているそうだが、これは一番太陽に近い木のてっぺんまで登ることで、弱いあごの筋力でも食べることのできる、芽吹いたばかりの柔らかい新芽にたどりつくためのものだったという発見に基づく。
ローマ大医学部を女性としてはじめて卒業したという、幅広い知見を持ったモンテッソーリだからこその視点。
この定義を理解したことで、「発達には成長の段階があり、成長に応じた興味、関心にそって、子どもが生活する場をつくるだけでよい」との考えもすんなりと肚に落とすことができた。
例えば、ティッシュを何枚も、何枚も引っぱり出す、トイレットペーパーをカラカラと引っ張り続ける、コップを倒して水をこぼし、ぴちゃぴちゃと水をはたく・・・。大人にはうんざりするようなイヤイヤ期の動きも、実はその感触への渇望から来ると聞けば、親の捉え方も変わるというもの。
(引用)子どもの「集中現象」にそった子育て法則ーーー
① 子どもには自ら育てていく力がある
②子どもには発達段階に合った(敏感期にあった)環境を整備する
③環境と子どもが交わることができるような提示、与え方をする
④子どもは自分から関わるという自発的行動を始める
⑤繰り返し繰り返し関わり、できたという瞬間を迎える -
モンテッソーリは3年ごとにこどもの発達を考えているが、日本では3歳から6歳の幼児についての書籍や幼稚園などが多い。これは貴重な0から3歳のこどものために親ができる具体的なことがらが紹介されている。この時期はまだ保育園や幼稚園にもいってなかったり、家庭がすべてのこどもが多い。家庭でできる環境作りなど、知っておくのに役立つ。3歳までのモンテッソーリの家庭での実践には、もう一冊、「ひとりでできた!」もおすすめ。と、モンテッソーリの先生から教わったので紹介しておきますね。
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モンテッソーリ教育はどんな感じなのかを知るにはいい本。
家庭で実践するには、環境を整えないといけないよ、と学びました。
家にあるものはなんでも大人用のサイズなので、子供の成長にあわせた高さにしたり、
欲しいときにすぐ手にすることができるところに絵本やおもちゃを配置したりしないといけない。
なるほどなるほど。
早速、マガジンラックを買い、部屋の配置換えをしたり、
ピアノに届くようにテーブルを下に置いたりしました。
あとは、敏感期の話だったり、子供はみんな「自己開発力」というものをもっていて
自分で成長する能力をもっているから、親はそれをサポートすればいいんだよ、という感じでしょうか。
何か教えるときは(例えばコップに水を注ぐ)、ゆっくりやってみせる。お手本をじっくり見せることが大事なんですね。 -
本書は「始めに」にも書かれているように『0〜3歳の子どもをモンテッソーリ教育の視点で見た時にどのようなことが明らかになってくるかを紹介している入門書』だと思う。かなり気軽に読めるけれどモンテッソーリ教育とは何かを理解できる本です。子どもを成長段階に順番があると考えること、その成長段階にあった教育方法をとることなど…実はその時僕が考えていたこと、その時調べていたことと重なる部分があり…てことは教育って実は…となるきっかけとなる本なのでした。是非一度読んでみてはいかがでしょうか?「自己開発力」「自己教育力」「自己成長発達力」「集中現象」「無意識的吸収精神」「模倣期」「敏感期」といったキーワードやウン?と思ってしまう部分までいろいろと有りました。
松浦公紀の作品





