子どもの成長に飛び級はない 赤ちゃんから就学前の育児のコツ

  • 学習研究社
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感想 : 10
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  • 本 ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054027527

作品紹介・あらすじ

乳幼児の子どもをもつ親向けの育児書。「子どもの健全な成長には“ベーシックトラスト(基本的信頼感)”が必要」「過干渉はダメだが、過保護はよい」など、子育てに役に立つ言葉にあふれている。子をもつ親が、まず初めに読むと役に立つ育児書。

感想・レビュー・書評

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  • 乳児期は基本的信頼感を育てる。幼児期は手助けせずに見守る。親のさせたいことを押しつけない。児童期は、実験的な悪戯を怒らずにさせる。小学校時代は友達とたくさん遊び、そこかは学び、分かち合う。

  • 育児のコツ。愛着

  • 子育ての最初のキモは、子どもとの間に基本的信頼感を育てること。具体的には子どもが望むように愛してあげること。自律性の発達を阻害するとは、具体的にはトイレトレーニングなどのようなものを他者の手によってコントロールされてしまうこと。何段階かの発達課題を経て健全な大人へと成長するそうです。どれか一つでも飛ばすことはできないそうです。又、飛び級していても、やり直すことは可能だとか。勇気がでます。

  • 幼児の育児中である自分にとって、本当に大切にしたい、と思える根本的な姿勢について書かれており、これから育児をする人にはぜひ勧めたい本。
    ただ、昔の育児はよかった、それにひきかえ今は…、問題児が増えているという調子が続き、それは客観的な事実なのか?と思えることもあり。数十年臨床の場にいた著者の実感なのだろうが。

  • あちこちで見かけるレビューがすごく良かったので、
    ちょっと過度に期待しすぎてたかも…?
    子どもへのまなざしのシリーズを先に読んだほうが良かったのかな(著者の本はこれがはじめて)

    エリクソンはじめ、著者が師事する考え方?理論?の紹介…っていう印象でした。
    サブタイトルには「赤ちゃんから就学前の育児のコツ」とありますが、
    2章分をさいて乳児期から老年期までの発達について書いてあったり、
    ちょっと違う視点で出会えばもう少し面白く読めた気がします。

  • エリクソンを読むこと
    何度も読みたい

  • 佐々木正美先生の本は、「子どもへのまなざし」シリーズ等いくつか読んでいて、その後に読みました。
    そのせいもあって、これまで読んできたことの復習というか確認のような感じで、するする読めた1冊でした。短い時間で読めたのが、よかったかも。
    エリクソンの成長仮説は、子どもの頃だけではなく死ぬまであてはまるので、自分自身も成長途上であることをあらためて自覚しました。

  • 佐々木正美先生の著者ということで、未就学児童を持つ親として、今の年齢で子育てに必要なポイントは何だろうと思い手にした本。

    他の先生の著者の方がより子育てに対して具体的で、本書は育児や教育、発達心理学的な部分のやや専門的な説明や臨床実験データも多い。

    子育てについて、各世代で大切なことを体系的に知るには良いと思う。

    個人的には、「夫が育児に協力的であるよりも、夫とのコミュニケーションがとれている妻の方が育児に前向きである」というアンケートデータが印象的であった。物理的な面よりも、精神面での支えや満足度が、こと母親の育児への姿勢を支えるという点は非常に頷ける。多くの男性に理解してもらい、生かしてもらいたい点だと思う。

  • メソです。
    私は、「子育て前に読んでおきたかったぁ~」と叫びたい。
    これから赤ちゃんを育てる方には絶対読んで欲しい・・・。
    勿論、子育て真っ最中のお父さんお母さん、子供に関わる全ての人に読んでもらいたい一冊です!。

  • 飛び級すると早く楽になると思ってしまうところが、どうしても大人にはありますね。
    でも、本当は、どこかでそれを取り返さなければならないので、結局、苦労することになります。

    ゆっくり、そして着実に、1歩1歩。

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著者プロフィール

児童精神科医。1935年生まれ。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学留学後、国立秩父学園、東京大学、東京女子医科大学、ノースカロライナ大学等にて、子どもたちの精神医療に従事する。現在、川崎医療福祉大学特任教授。
日本で初めてTEACCHを紹介し、普及に努める、TEACCH及び自閉症医療の第一人者である。
近著に『子どもへのまなざし』『続 子どもへのまなざし』『完 子どもへのまなざし』(以上 福音館)『「育てにくい子」と感じたときに読む本』(主婦の主社) 『アスペルガーを生きる子どもたちへ』(日本評論社)ほか多数

「2011年 『出会いでつむぐ私の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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