異戦関ケ原 (7) (歴史群像新書 143-7)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054029552

感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • ラストです。
    自由度もファイナルです。究極的な意味で。

    もしかしたら、このシリーズ内で出た話題かもしれませんが、
    戦というのは開戦前から勝敗は決まっていて、戦は世間にそれを知らしめる為の段階、つまり対外的に事実表明をする為の儀礼みたいなもんだという話。
    結果そういう意味なのか、詰めの戦であるはずの濃尾平野での合戦はラスト数十頁で終了してしまいました。
    釣り野伏せりセット→釣れた→おk!!、というのが要約でしょうか。
    上記の周辺で色々付随する展開もありましたが、何と言うか、役者が揃い過ぎた感があります。

    まあ、それは兎も角、超展開は非常に面白かったです。
    皆フリーダム。
    一寸先は空気化という非常に緊迫した状況なので、ある程度は仕方ない。
    だってそうしないと目立たない。
    堅実に目立ったのって、宇喜多勢だけなのでは…総大将は空気でしたけど、詮家さんの存在感ハンパなかったです。
    しかも、一人だけ充実のやり切った感ゲット。
    他の人は、空気と背中合わせです。良くてモブ、チャンス逃すと空気。
    これは戦より行賞が難しいんじゃないかな!!

    全体的には楽しかったです。
    色んな人出て来ましたし。まあ、やりっ放し感は割とありますけど、それを差し引いても楽しかったです。

    ただやっぱり、九州は長かったかな!!

    そこが主題です!!と言われれば納得せざるをえないです。

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