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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784054032330
作品紹介・あらすじ
鬼才澁澤龍彦が遺した膨大な単行本未収録エッセイより、書評・作家論を集成した一冊。雑誌連載の「快楽図書館」「推理小説月旦」、各紙誌に発表された書評・推薦文、「自作を語る」シリーズなどのほか、新発見の全集未収録論文も収めた。
感想・レビュー・書評
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衒学的な言い回しにくらくらする。もちろん、そういう酔いが欲しくて読むのだから、むしろ十全なのだけれど。
とはいえ、書評集という性格上、ある程度掲載品を知っているべきだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
amazonにて購入。最初の表題作が澁澤龍彦集成Vllから選外されたアサヒ芸能での書評コラム。あの澁澤龍彦がアサヒ芸能で書いていた時期があったというだけで驚きだ。快楽主義の哲学の事由もあるし食うに困る時代が澁澤にもあったのだろう。遠藤周作氏や北杜夫氏の書評が載ってるなんてある意味凄い。他のエッセイは集成や全集で見かけた記憶有り。
追記 後日編集ノートを読むと、全集未収録は「四人の神話創造者」と「神様の慈愛」のテクストのみと判明。やはり全集は偉大。 -
「本」をめぐる断章集成。ここに載ってる本、読みたいなあ。まずは多田智満子さんの詩集を手に入れよう。それにしても超多作の澁澤とはいえ、「全文、単行本初収録(全集未収録テクストも発掘収録)」なんて書いてあったら買っちゃうでしょう。私、本屋さんに行ったら思う壷にハマりっぱなし!
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☆未読
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2008/3/15
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澁澤龍彦ワールドを久しぶりに覗く。大江健三郎を母権制思想、石原氏を家父長制思想と評している。当たり前だがうなずいてしまう。あとでゆっくり読みましょう。厚い本です。そしてこの本の後には大好きな「高丘親王航海記」を楽しむとしましょう。読む楽しみ、澁澤ワールドで満たされます。
著者プロフィール
澁澤龍彦の作品





