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- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054034006
作品紹介・あらすじ
1990年初版以来11刷を重ねた『200ジャズ語事典』。現在の状況に合わせて加筆・修正し、ジャズの現場で使われる生きた言葉を用語として取り上げて解説する改訂新版。入門者からマニアまで、ジャズに興味のある人なら手元に置いておきたい必携の書。
感想・レビュー・書評
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初心者でもこれで今日からジャズマニア!
…とは、いかない本です。
ジャズ語辞典というより、ジャズ関連のトピックに関して筆者たち(5名のジャズマニア)が、うんちくを書きつづっているエッセイ本。
初心者が読むには、内容がマニアックすぎるし、筆者たちのバイアスがかかりまくっています。(それ自体は、悪いことではない)
最終トピックである「ジャズライター」の最後の文。
「…ジャズを読むには、まず書き手がどういう人かを知ることが重要だ。どういうスタンスで書く人なのか、把握しておくと被害は最小限に抑えられる。」
この一文が、まさにこの本について述べているようでおかしかった。
一方で、軽妙洒脱な内容と文体、時に、はぐらかされる感覚を持っているこの本、そういう面で、いかにもジャズな一冊であると思います。
内容を間に受けすぎず、ジャズという音楽とジャズまわりにいる(クセのある)人間について、それがどういうものなのか体感するには、もってこいの本だと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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