本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- 本 ・本 (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054034235
作品紹介・あらすじ
美術史や信仰、さらに造られた当時の社会状況など、さまざまな背景を眺めることで仏像を総合的に捉え、鑑賞するためのガイド。本書では不動明王に焦点を当て、有名な像から全国の隠れた名像、不動信仰の息づく土地への取材も交え、新しい鑑賞法を提示する。
感想・レビュー・書評
-
不動明王を見るとき、いつもそのお顔が怖いと感じていた。
でも、それにも意味があってのこと。
一つひとつの意味を知ったら、そのお顔は、力強く暖かいのだと感じた。
奥が深い不動明王さん。
じっと観ていると自分の心の中に静かで深い間が流れてくるように感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不動明王の伝来以降、僧侶、貴族、武家、そして庶民からそれぞれどのように信仰されてきたかなど、不動明王信仰の歴史を時系列に解説している。もちろん、全国各地の不動明王像の図版も豊富。不動明王のさまざまな造形の解説や、五大明王、眷属像の解説まで。
この神仏のかたちシリーズは、もともとムック本で出たシリーズが単行本になったもの。釈迦、観音、四天王、不動のあと地蔵も刊行予告がありながらそのままになっている。このシリーズは良書であるので、続刊が期待されるが刊行されている4冊にしてもいずれも絶版になっている模様。
全3件中 1 - 3件を表示