- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054034815
作品紹介・あらすじ
近所の一大イベントだったテレビ購入、土管が転がっている空き地、路面を走るトロリーバス、くみとり便所の強烈な匂い……日本が元気で、人の心も温かかった昭和三十年代。「古本」を語らせたらこの人という岡崎武志が、「古き日本」のアレコレを語る!
感想・レビュー・書評
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作者と同じ年だが、田舎に住んでいた者にとっては、ほとんどワクワク感はなかったな。
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新書文庫
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2008年8月8日 初、並、帯なし
2013年 月 日 白子BF。 -
正直なところ、文章は自分好みでは無いところもあるが、昭和30年代の現実が詰まっていることは確か。当時を知らないからとはいえ、安易に美化して憧憬するのは適切なことではない、ということは理解できた。現実を知った上で振り返るのが大事。
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著者もあとがきの中でいっているが、昔のことを懐かしむのは老化の証拠である。この本を読んで、「懐かしい。そうだ、そうだ」などと共感してしまう私も自覚症状あり、である。
昭和三十年代生まれというのは団塊の世代でもなく、新人類でもなくなんとなく忘れ去られた世代だ。著者とほぼ同時代に子どもとして生活していた私にとって男女の差はあるが、自分の子ども時代を思い出させてくれる本だ。
ただ、確かに「三丁目の夕日」の映画のヒット以来、三十年代が美化されすぎていること確かだ。今、当時の手塚アニメやドラマを観るとその特撮やセット、演技、絵の稚拙なことに驚かされる。「こんなものだったのか」と少々ショックを受ける。本当に思い出とは美化されるものなのだ。 -
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著者プロフィール
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