- 本 ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054035683
作品紹介・あらすじ
累計1億挺以上がつくられたAK-47とその後継銃。本書はその登場から現在まで、AKライフルがいかに世界に「蔓延」し、世界をどのように変えてきたのかを通史的にたどりつつ、その軍事的、文化的、世界史的意義を徹底検証する。
感想・レビュー・書評
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未だに使われ続け、世界で類を見ない普及している銃の歴史。革命には、必ず登場し、国旗にまでなる偉大な銃であることは間違いない。この国の国民で本当に良かったと感じることができる。
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カラシニコフことAK-47が如何にして誕生し、使われ、21世紀になっても最大の殺戮兵器として生産され戦場で使用されているかの現状を描いたノンフィクション。
つくづく武器輸出をしていない国に生まれて良かったと思いますな。 -
シンガー『子ども兵の戦争』を読んで,カラシニコフについて興味をもち,読んでみた。著者はジャーナリストで,内容はスペックとかマニアックに取り上げる感じでは全然なくて,バランス良し。冷戦終了後,全世界に大量に出回ったソ連製の自動小銃。安価,軽量,取扱容易なこの銃は,子供も殺人鬼に変えてしまう。AK-47の存在は,サブサハラや南米ではもはや文化の一部になってしまっている。カラシニコフ文化の中ですさんだ人心を元に戻すのは容易でない。