本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- 本 ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054035898
作品紹介・あらすじ
「戦艦でハワイをやれないものだろうか」。山本五十六のその一言から始まった真珠湾奇襲作戦。山本の命を受けた海軍中将・小澤治三郎は、新式酸素魚雷で武装した戦艦大和を旗艦とする第三艦隊で、オワフ島への殴り込みを敢行する!
感想・レビュー・書評
-
雷装戦艦――という割にはほとんど通常の砲戦で勝負していたのが残念。もちろん、雷撃の後、針路を変更せず砲戦を挑むことで相手に進路変更をさせない、という戦い方ではあったが雷装戦艦というからにはもう少し雷撃での戦果があっても良かったのではないかと思う。他にも反航戦からのすれ違いざまに雷撃とか同航戦からの反転で魚雷の針路に誘い込むとかも期待したが、駆逐艦と戦艦の一隻二役でしかなくセオリー通りの戦い型だったので、せっかくの雷装戦艦という設定がもったいなく感じた。また、ストーリーについても尻切れ感が否めない。日米開戦に至るまでの道筋が丁寧に描かれていたり、なぜ雷装戦艦が主流になったがしっかりと定義付けられているので、もしかしたらシリーズ化を想定していたのかもしれない。そうであれば開戦時はセオリー通りの戦い方というのもしかたがないのかもしれない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示
荒川佳夫の作品





