天皇の金塊

  • 学習研究社 (2008年5月20日発売)
3.10
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本棚登録 : 88
感想 : 9
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  • 本 ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054036000

作品紹介・あらすじ

戦後日本を急成長させたのは、「黄金の百合」と呼ばれる“天皇の財宝”だった。それは今も日本の経済を支え、世界金融の動向を左右しているのだ。本書はそんな「黄金の百合」の謎に迫り、現代日本の政治、経済を陰操る世界金融の知られざる構造を暴く。

感想・レビュー・書評

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  • 戦後日本を急成長させたのは、「黄金の百合」と呼ばれる“天皇の財宝”だった。それは今も日本の経済を支え、世界金融の動向を左右しているのだ。本書はそんな「黄金の百合」の謎に迫り、現代日本の政治、経済を陰操る世界金融の知られざる構造を暴く。
    ----批判----
    ペルフェクト
    5つ星のうち1.0 全部与太話
    2017年6月20日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    ホラ吹きの書いたフィクション。最初から小説(フィクション)として出版していればまだしも、ノンフィクションとか舐めてんのか。またたとえ小説として出版していたとしても、文章構成がメチャクチャで読み辛いことこの上なく、作り話にしても全く面白くないので、駄作の部類に入る。ホラ吹きの書いたフィクションのわかり易い例…単行本のp182に「~16世紀に渡来した宣教師ザビエルに始まり、17世紀戦国時代の実力者織田信長や在日キリスト布教師たちの本陣イエズス会、カソリックの総本山バチカンなどを支援する資金(ファンド)は古来、ロスチャイルド家系の"お布施"で賄われたもの(以下略)~」とあるが、ロスチャイルド家は18世紀後半にマイアー・アムシェル・ロートシルトが宮廷ユダヤ人になるまでは、フランクフルト・ゲットーに押し込められていたので、古来よりバチカンを支援してきたなんて大嘘。とにかく全編こんな感じ。シーグレーブとかいうマイナーなアメリカ人作家の真偽不明な主張が事実だという前提で、その受け売りと、プラス高橋自身の妄想を延々書いてるだけ。怪しい資料写真もいくつかあるが、それが本物である証拠はどこにもない。時系列がメチャクチャで、何が何にどう繋がるのか全く説明できていない。全て断定口調だが根拠も証拠も整合性何もなく全て高橋の独断と偏見による自説であり説得力ゼロ。これを信じろというのが無理。よくもこんな説得力ゼロの与太話の寄せ集めを本にしたものだ。こんなもん信じてしまう人たちは振り込め詐欺の被害に遭う可能性を真剣に考えたほうがいい。
    ---
    菊地健司
    5つ星のうち1.0 むちゃくちゃ
    2013年7月8日に日本でレビュー済み
    似たようなタイトルの本を買い込んで積んでおいたのを、今日披いた。たまたま開いたのが311頁で、三上照夫の名前が目に入った。同じ作者の『天皇奇譚』に出てきたが、天皇の国師というだけで内容がなく、実像が全くつかめなかった人である。その後、たまたま三上照夫について書いた原稿を読んで少しわかった。そこでこの本を読んでみると、「三上照夫は文学博士、経済学博士で東大・京大・大阪大教授を歴任し……」とある。むろん、大学を出ていたら誰でもわかる真っ赤な大嘘である。これで感じたが、著者高橋五郎氏は私立大学すら出ていないのであろう(私立大学がすべて官立より低いという意味ではない)。官立大学の世界ではありえないことを平然と並べるこの書き方から、著者の心象を感じたのである。
    『天皇奇譚』にはそんなことは書いていないから、訳の分らないうちに読んでしまったが、本著を書く段階で迷いが生じて、つい蛇足を加えたのであろうが、学歴や肩書など真の問題ではないことを悟っていない人物の著書ということだけがわかった段階で読むのをやめた。
    学研にお願いしたいのは、今日ではアホでもわかる学歴・肩書の詐称は、たとい登場人物にせよ、やめてもらいたい。学歴詐称は、公職なら失格ですよ。学研も共犯だから、せめて本人だけでも経歴の洗い直しをして読者に詫びてもらいたい。

  • 陰謀論が好きな人は楽しめるんじゃないかな。 ただ、読みにくい。 文章がいまいちなのもあるけど、構成が悪いんだと思う。 もっとエンターテイメントとして楽しませるような構成にしたらいいのに。 ・・・そしたら怪しさが増すと思うけど。

  • WW2を資金の流れから考察。その出所は、玄洋社、黒龍会がアジアから奪った天皇の金塊だとする。
    その金塊をロンダリングしたものを復興財源にして戦後日本は成長してきた。

    これが事実とするならば、歴史がひっくり返り、世界と日本の位置付けを再度構築しなければならなくなる。

  • 全ての金融マンは通読しておく方が良い1冊。
    仮にこの本に書かれている事柄が世間一般人には全く知らされていない(情報の非対称性)とすれば、グローバルな「談合」の中で「今の金融システム」だ構築されていて「歴史が作られ」ていて「政治と見せかながら全て経済利益」で動かされているという認識に繋がる。

    もちろん信じるも信じないも各人の判断になるが「火のないところに煙は立たない」という言葉も然り。私はこの本の全てを信じる事はないけれど「ありえなくもない話」だという認識に立つ。

    読むにつれて「トンデモ無い論」が繰り返し書かれているように感じるが、物事を異なる側面から考えると「トンデモ無い論」とは言い切れないと改めて感じられる1冊。いわゆる直近映画にもなっていた「M資金」にも関連する著書。

    人は「歴史の中」で生きていて、切り取った歴史はありえず、全てにおいて因果があり、連綿しているものだという事を切に考えさせられた。

  • 2013/11/12:読了
     期待したとおり、おもしろかった。

    政治経済のリアルワールド~梅澤くんでも解る世界事情~ : 天皇の金塊
    URL : http://blog.livedoor.jp/jproject/tag/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E3%81%AE%E9%87%91%E5%A1%8A
    ------------------
    天皇の金塊(1)世界大戦の戦費は日本が賄った?: 夢幻と湧源
    URL : http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/405618/395349/53368909?page=1

    天皇の金塊(2)ゴールデン・リリーと霞ヶ関埋蔵金: 夢幻と湧源
    URL : http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/405618/395349/53376830

      ※『失われた金塊の略奪者たち』(“Marcos Legacy Revisited:Raiders of the Lost Gold”)
       『黄金侍たち』(“GOLD WARRIORS”)である。

    天皇の金塊(3)金塊秘匿の地下サイト: 夢幻と湧源
    URL : http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/405618/395349/53390675?page=1

    天皇の金塊(4)トレジャーハンターとマルコス裁判: 夢幻と湧源
    URL : http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/405618/395349/53390986

    天皇の金塊(5)…「金の百合」と国際金融相関図: 夢幻と湧源
    URL : http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/405618/395349/54041983

    天皇の金塊(6)…「金の百合」とゴールド・カルテル: 夢幻と湧源
    URL : http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/405618/395349/54089222

    天皇の金塊(7)…ロッキード事件とゴールド・カルテル: 夢幻と湧源
    URL : http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/405618/395349/54102098

  • 読んでいくうちに「トンデモ本」という感じがしないでもないですが、信ぴょう性もなくもない。といったところでしょうか。いわゆる、先の戦争時の「隠し資金」と呼ばれる話です。
    ただ、先日読んだ日銀の本とリンクしてきたので、それなりに情報につながりがあってあながちでたらめな話ではないのだな~。という気もします。戦争を裏からみると確かにこういう側面はあるかもしれません。所詮、一部の人間の暴走によって生み出されるものであって、それが金融資本によって意図的に起されたものであったといっても驚きはありません。
    今の日本と中国の情勢を同じように利用されないことを祈るばかりです。

  • ここに書かれている内容が本当であったとしても、
    とにかく読みにくい。
    書き手が読者より先に興奮してどうする・・・?

  • 文章がちょっと危ない感じだし、資料の出典元もあやしいけど、ひとまず通読しました。

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著者プロフィール

愛知大学名誉教授・愛知大学国際中国学研究センター フェロー

「2020年 『中国土地私有化論の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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