- 本 ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054036314
作品紹介・あらすじ
中国、唐代末期。師の元で武術と兵法を学んでいた朱温は、全土を揺るがす黄巣の乱に参加。数々の試練をくぐり抜けていく。五代十国という動乱を切り開き、後梁を建国した朱全忠の若き日の苦悩と成長を鮮やかに描く。第12回歴史群像大賞最優秀賞作品。
感想・レビュー・書評
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軽妙洒脱な部分がない~1李我(朱温の師・隠棲している)2龐勛(桂州に派遣されていた武寧藩鎮の一部隊の長で勝手に帰還しようとする)3辛讜(親友の杜滔が治める泗州城に乗り込み救援を求める使者を務め、徐州の兵から城を守る)4姚周(龐勛の仲間)5布袋(弥勒の生まれ変わり?)6王仙之(私塩商人)7朱存(朱温の次兄)8黄巣(私塩商人・長安に迫る)9朱温(後に梁を建て禅譲される)~朱温とは唐から禅譲されて梁を建国した朱全忠のこと
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若かりし頃の朱全忠.奴婢の境遇から黄巣の乱に加わって頭角を現し,長安を制圧する.各章がキーパソンの名前になっていてわかりやすい.また,朱温と姉,兄,恋人の情愛は心温まるもので,そのぶん涙を誘う.中国全図があればもっと良かった.
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貧しい生まれの朱温は強くなって家を裕福にしようと匪賊となる.龐勛の乱,黄巣の乱に加わり頭角を表す.布袋が関西弁なのはステレオタイプだが会話が若々しく自然である.恋愛物語も含まれていて感動を呼ぶ.
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名前がむずかしいのです
そこで 読みづらくなってしまう -
お姉さんと恋人さんがもっと救いがあっても良かったんじゃないかな・・・
そこがとても切ないです
話的に一冊で終わってしまうのがとてももったいない気がします
今後の話も読みたい -
中国の歴史物は硬いイメージだったけれど、キャラクターが生き生きしていて、読みやすかったです。このまま終わるのが勿体無く感じました。シリーズにして、この時代以降の歴史も読みたいと思いました。
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★★★☆☆
父を亡くし奴卑の身分になった少年が師を得て、やがて動乱に身を投じていく。
主人公と女性にきつい><
(まっきー) -
後味が悪い。
面白かったが、辛い話だなァ。
著者プロフィール
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