- 本 ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054037229
作品紹介・あらすじ
テレビ放映権主導の巨人依存型球団経営では先が見えない! 楽天、ロッテ、日ハム、ソフトバンクは、既存のシステムや従来の常識を打ち破ってスポーツビジネスを進化させている。観客動員が少なくても黒字化できる、その改革のプロセスを渾身レポートする。
感想・レビュー・書評
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楽天を初めとするパリーグ球団、浦和レッズなどが、「弱者の戦略」としてどのように球団経営を黒字化するかを描いた一冊。
内容は面白いのだけど、従来のプロ野球球団の非公開の財務体質が邪魔してか、数字は推測が多いのが残念。 -
楽天だけでなく、ホークス、千葉ロッテマリーンズのキーマンに話を聞いている、2000年代後半のパリーグ改革がよく分かる本。今となってはセリーグとはだいぶ差がついた。
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この作者の作品がこれしか図書館に
なかったので、借りた本。
読みやすくて、面白かった。
ソフトバンクホークスのファンとしては、
楽天だけじゃなく、ホークスにも
言及して頂きまして、どーもどーもって
感じ。
プロ野球の大人の事情というか、
業界臭さみたいなのを薄々感じてて、
そういうのが、これで納得できることも
あったりして。
今日のニュースでSHが福岡ドームを買ったって
話も、「金持ち~」で終わらず、事情を
察することができます。 -
野球は今までビジネスではなかった。でも、実際にビジネスにしようとすれば、ビジネスの土俵に挙げることができる。
逆に、今までマスメディアにおんぶに抱っこだった球団は、簡単に行き詰るかもしれない。ヴェルディみたいに。 -
[ 内容 ]
プロ野球界のみならず、一つの社会的な事件だった―。
二〇〇七年一〇月二日、読売ジャイアンツが、五年ぶりにレギュラーシーズンで優勝を決めた。
ところが、その試合のテレビ放映がなかったのだ。
従来、プロ野球は、ジャイアンツ戦を中心にしたテレビ放映権が、ビジネスの根幹だった。
一方、テレビの全国放送が極めて少なかったにも関わらず、東北楽天ゴールデンイーグルスは、初年度から黒字だった。いったい何が、そうさせたのか?
スポーツビジネスの裏側から、成功の法則が見えてくる―。
[ 目次 ]
第1章 旧体質が生み出す年間赤字数十億円
第2章 事業経営を徹底させた楽天
第3章 楽天イーグルスはディズニーランドを目指す
第4章 「地元密着」と「健全経営」という終わりなきゴール
第5章 五三億円という重荷を背負った船出
第6章 ホークスと違った形でチームを存続させた浦和レッズ
第7章 四国から野球界を変える
第8章 顧客のことを考えない「業界」への挑戦
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
日本でのスポーツビジネスの実態を数球団のプロ野球球団の例を挙げたり、四国アイルランドリーグの話題を混ぜたりして伝えてくれる一冊。日本のスポーツ界でも改革を目指している人は大勢いる。そしてそれぞれのスタイルややり方があるという事を教えてくれます。
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2008/9
1リーグ化への動きの中登場した、東北楽天ゴールデンイーグルス。チームの戦力はまだ途上段階だが、スポーツビジネスの観点でみると、いい滑り出しをしているといえる。球界の盟主といわれた巨人との違いを指摘しながら、これからのスポーツビジネスのあり方について述べている。 -
楽天創世期の話、ソフトバンクの収支の話。
その他諸々イベントなどの話。
非常におもしろかった。
数字についても結構広範囲で露出しているので、特に楽天。 -
著者があとがきで、
「印象的だったのは、野球に関わる人間が皆楽しそうな顔をしていたことだ。自分の好きなスポーツで生計を立て、苦労することもあるが、喜んでくれる人がいる。野球の世界とはそんな素晴らしいビジネスであるのだと思った。」
と述べているのだが、それが伝わってきた。野球に限らず、好きなことをやらなければならないと思わされる一冊。
★★★★★:お勧め!これが気に入らなければ、もう結構です
★★★★☆:お勧め!気に入ってくれるとうれしいなあ
★★★☆☆:お勧め!でも趣味が合わない場合もありますから。。。
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著者プロフィール
田崎健太の作品





