文学における超自然の恐怖

  • 学習研究社 (2009年9月8日発売)
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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054037472

作品紹介・あらすじ

怪奇作家ラヴクラフトの代表的論文たる表題作をはじめ、全集未収録の評論「ダンセイニ卿とその著作」「惑星間旅行小説の執筆に関する覚書」、詩「ユゴスの黴」、合作小説と小品群、「未定稿・インスマスを覆う影」等を集成。貴重な写真や図版も多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • ホラー小説の帯によく引用されるあの有名な冒頭の文章を含む表題作の評論は怪奇ファン必読(たとえラヴクラフティアンでなくても)。国書の「定本ラヴクラフト全集」がもはや手に入らないのでこの本で読むことができるのはとてもうれしい。

  • うふふ、久しぶりのH・P・ラヴクラフト、そして、久しぶりの大瀧啓裕なんです。

    残念ながら、エヴァンゲリオンについて語る彼は少し眉唾ものかしらんという気がしないでもありませんが、ことラヴクラフトに関してのケースケは彼の化身であるかのような、まがまがしき凄味を感じさせ超シビレルんです。(右往左往する三人称でごめんなさい!)

    創元推理文庫のラヴクラフト全集9冊をはじめ、ダンリイやコリン・ウイルソン、クラインなど今から思えば多少なりともインチキくさくも無きにしも非ずですが、中学生にとってはヒロポン、はちょっと古すぎますね、LSDのような幻覚の魅惑の世界への入り口で、SFとはまた違った趣向の異端へのパスポートだった気がします。

    理論的補てんは、澁澤龍彦と荒俣宏におまかせでしたが、奇しくも、私はどちらかというと理論の方に惹かれていって、創作物から遊離していってしまいました。

    ・・・・・まだ本題に入ってません。

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