正直書評。

著者 :
  • 学習研究社
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本棚登録 : 133
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054038721

感想・レビュー・書評

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  • いろんなジャンルの小説の書評集。
    「はじめに」を読んで、
    堂々と作家の名前を出してここまで批判していいのか?と
    のっけからぶっ飛んだ。

    面白くない小説は、
    歯に衣着せぬ論調でバッサバッサと斬り捨てて行く。
    ここまで書けばただでは済まないだろうに。
    その潔さが実にカッコイイ。
    もちろん面白いものは手放しで褒めている。

    豊崎さんの著書を初めて読んだが、
    この人のすごい所はベテランから新人作家や翻訳本、
    果てはケータイ小説まで網羅しているところだ。
    読む前からつまらないとわかっているものを読むのは
    いくら仕事とはいえ苦行以外の何物でもないだろう。

    2回にわたって書かれている「愛の流刑地」は爆笑必至。
    すっかり読んだ気になりました。

  • なんでブックをガイドするブックなんか読まなきゃいけないの、読まなきゃいけないブックがそもそもいっぱいあるのに!
    といつも思ってしまう。
    そう思いながら読んでまたもや欲しいものリストを肥え太らせるのでした。

  • 池袋西武のリブロで、8/18(土)13:00〜17:00(予定)に、1日書店員されるそうです。

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    「親を質に入れても買って読め!図書館で借りられたら読めばー?ブックオフで100円で売っていても読むべからず?!ベストセラーや名作、人気作家の話題作に、金、銀、鉄、3本の斧が振り下ろされる。 」

    • MOTOさん
      初めのうちは、歯に衣着せぬ正直書評を楽しんで読んでいましたが、
      (男性でここまで突っ込める書評家を私は知りません…)
      なんだか、段々本が可愛...
      初めのうちは、歯に衣着せぬ正直書評を楽しんで読んでいましたが、
      (男性でここまで突っ込める書評家を私は知りません…)
      なんだか、段々本が可愛そうになってきた記憶があります。

      つまらない本をつまらない!とはっきり言える意志の強さはちょっぴり欲しいかも…。
      2012/08/08
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「はっきり言える意志の強さ」
      それが売りですからね。あくまで一つのモノの見方な訳で、それが正しいとは限りませんし。。。
      「段々本が可愛そうに...
      「はっきり言える意志の強さ」
      それが売りですからね。あくまで一つのモノの見方な訳で、それが正しいとは限りませんし。。。
      「段々本が可愛そうに」
      本の価値は耐用年数で決まると思うので、今何かを言われても問題無いでしょう。逆に一時売れても5年後10年後、、、誰にも省みられない本の方が淋しいでしょう。。。
      2012/08/08
  • "書評者"としての心意気に溢れた一冊。本への愛情はもちろん、評を書くことに対する覚悟もかいま見える。酷評されている本でさえ読んでみたいと思わせるのはさすが。紹介されている本を4冊ほど購入してしまった。

    http://mylovelybooks.jugem.jp/?eid=408

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「評を書くことに対する覚悟」
      だから信頼出来るのでしょうね。
      「評を書くことに対する覚悟」
      だから信頼出来るのでしょうね。
      2012/08/10
  • 某知事と作家Wさんの作品をかなり痛烈に批判されていて、小気味よかった。ただこの方とは趣味があわないのか、金の斧と評されていた作品をピックアップして読んでみたが、私にはあわなかった。残念・・

  • TVブロスで連載されていた(いる?)書評をまとめたもの。
    豊崎由美の偏愛たっぷりな書評でおもしろかった。翻訳ものは苦手でほとんどわからなかったけど日本人作家ものはへーと思ったり共感したり意外に思ったり。文学賞メッタ切りも読みたい。
    ケータイ小説をばっさり切っていたのには非常にすっきり。でもああいうのが売れたんだからまったくどういう人が読んでるんだろうと思うけど。

  • 石井光太さんのイスラームの世界の本に圧倒されて、日本の小説は暫く読む気にならんなぁ・・・と思いつつ読み始めたら、
    あっという間に読書欲を取り戻させてくれました。
    豊崎さんすごい!

  • 外国文学は苦手なので、あまり著者とは本の嗜好がかぶらないのだが、和書も紹介されていて、いくつか読みたいものにも出会えたのでよし。袋とじ部分はニヤリとさせられる。

  • 金の斧→親を質に入れても買って読め!
    銀の斧→図書館で借りられたら読めばー?
    鉄の斧→ブックオフで100円で売っていても読むべからず?!

    トヨザキ社長が、ベストセラーやら話題作やらに数々の斧を振り下ろす、痛快書評本。


    もー、トヨザキ社長が大好きだーーー!

    と、ネットの片隅で(偏)愛を叫んじゃう程に、キッパリスッパリ振り下ろされる、斧の切れ味は最高なのです!
    つまんない本がこき下ろされるのは痛快だわー(←悪魔です)
    あ、でもワタクシが愛する古川日出男や池上永一、フィリップ・クローデルには金の斧を下さっていたので胸をなでおろしました。
    あぁ、よかったよかった。
    でもこれ読んで、逆にちょっとジュンちゃん(渡辺淳一氏)の作品を読んでみたくなっちゃいました。
    『愛ルケ』内の、どんなトコロに〈愛の暴力団〉やら〈恋の許可証〉やら、そんな素敵ワードが振り撒かれているのか・・・。
    ちょー楽しみなんですけどー。
    あと何気に始めのヘルメスとオバちゃんのやり取りが一番面白かったりしましたね。
    いや、つまんないもんはつまんないと言い切る社長の書くものは、みーんな面白いんですけどね、はっはっは!

  • ブロス愛読者なので、毎回楽しみにしていますが、まとめて過去をふりかえるとそれはそれで、楽しめたんですの。特に、ズンちゃん(渡辺淳一)に対する鉄の斧がすばらしい。読者としては、銀か鉄の斧が振り下ろされると読み応えがあるけれど、やはり金の斧がおおいのです。

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