- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054038943
作品紹介・あらすじ
トヨタ、中日ドラゴンズ、みそかつ…いまだに元気な名古屋(人)の魅力を独特の視点で分析。これまで「ない」と言われてきた名古屋にこそ、実は真の品格があると主張。「品格」という概念に新しい解釈を吹き込む挑戦の書。
感想・レビュー・書評
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ブックオフの100円コーナーで購入した、2008年の刊行本。
「国家の品格」が出たのが2005年で、それを自分が読んだのは、
http://mogura7.zenno.info/~et/xoops/modules/amaxoop2/article.php?lid=5062
2007年になってからだったので、本書の刊行当時は、まさに「品格」ブームだったんでしょうね。
一番最後のくだりが、
「名古屋の「品格」はまだまだ発展途上と言えそうである。」
とあって、感想はまぁブーム本なので・・・ってことで。
(2014/9/19) -
名古屋の本質とは?
→ムラ意識が強く、排他的
ケチで金にうるさい -
名古屋に行ってから読んだ本。
名古屋文化について詳しく、面白い。
名古屋は都市だが都会ではないという言葉がまさに名古屋だと思った。
田舎の人間関係が残っている名古屋は温かい人間関係が残っていたし、とても住みやすい街であった。名古屋生活は楽しい思い出。 -
名古屋が商品になる時代がきたというだけでも、いいか。
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今話題の「品格」モノの類
と思いきや、大間違い
○○とはこうあるべきだ
と提言するのではなく
名古屋は最近景気が良い
名古屋嬢は可愛くなってきた
など、他地方との違い、イメージをひたすら
書き綴った本でうむしろ「県民ショー」あたりの類か
サブカル的読み物としては楽しく読めるが
新書を読む気分で臨むと肩透かしくらいます -
現在日本一活気があるといわれる名古屋について
単純な街の元気さや歴史、県民性ではなく
「品格」という切り口で語ろうとしているところが
結果的に薄っぺらい印象を残してしまっているのが残念。
以前読んだドバイの本と比較しても
抽象的な話が多く、読んだあと、で、なんだっけ?と思ってしまう部分は大きい。
ただ、名古屋初心者としたそれでも面白かったのは事実。
特に、名古屋人はみんな「ツレ」であり、互いに同じような状態であることを好む、
だから、名古屋嬢もみんな同じを意識した結果ああなった、という分析は面白かった。
城山三郎が言った「大いなる田舎」であることにいまだに変わりがないのであれば
やはり名古屋が今勢いがあるといっても
それは都市としての習熟度が高まったのではなく
ましてやそこにすむ人たちが先進的になったのではなく
単純に21世紀型・平成型モデルを日本、ないしは日本企業が確立できない中で
昭和型を色濃く残して成功しているトヨタを中心にすえた名古屋が浮かび上がっているだけにすぎないのではないか。
「先進的・最先端であるもったいないの精神は名古屋にこそ宿る」と
筆者は鼻息が荒いが
何のことはない、単純に昔の価値観を引きずっているだけではないのか。
名古屋はあくまで大いなる田舎に過ぎず、あくまで日本が目指すべきものはここにはない。
名古屋は確かに面白いが、ここにしがみついてはいけない、
そういうことを考えさせてくれた、という意味では面白い。
(ただし、これはこの本だから、というわけではなく、名古屋を取り扱っていたからだろうが。)
著者プロフィール
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