- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054039667
作品紹介・あらすじ
どんな難問・奇問・珍問にも答える住職、シャク先生が、絶妙の回答で仏教の思考法を教えてくれる一冊。みんなが感じている悲しいこと、耐えがたいこと、ヘンなこと、納得のいかないこと……を仏教的に一刀両断。まさにこの人は「仏教の白石さん」だ!
感想・レビュー・書評
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2008年発行と少々古いが、基本的には誰でも気軽に読める内容で面白かった。
京都新聞で連載された問答と檀家さんや門信徒さんからの質問に答えるという形式。
釈先生らしく日本仏教のあらゆる宗派のことから上座仏教、神道、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教まで知識豊富で為になります。
仏教とはなんぞやという基本から生と死までバラエティにとんでいて面白い。
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2016-2017にかけて読んだ本。
個人というのはそもそも存在しなくて、関わる相手との関係の中で自分も、また相手も成り立っている、という考え方がとても新鮮というか腑に落ちる。
そもそもなぜそう思うのか、をつきつめることの大切さを感じる。 -
比較しているうちは信じていない、信じるとは”出会い”である。ぎゅ~っと無条件に抱きしめてくれるものがないと生きるのが辛いなど、ところどころでハッとした。日本人は普段意識はしないが、生きることと死生観=宗教は深くむすびついているのだなと、これほど宗教が大きな影響を与えているんだなといままで気がつかなかった。
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これはすごい。感動した。内田樹との子ラボで知った人だけど、素晴らしい。
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読みやすいですね。仏教の考え方を、具体的な質疑応答の形で理解しようとするもの。
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仏教のイメージなんて、「仏像」「寺」ぐらいしかなかった僕にとっては、大変ためになった。筆者の丁寧な語り口も好感が持てる。結構、気付いてないけど、生活の中には、いろんな宗教的なモノが混ざっているコトを知った。
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[ 内容 ]
どんな難問・奇問・珍問にも答える住職、シャク先生が、絶妙の回答で“仏教の思考法”を教えてくれる一冊。
みんなが感じている悲しいこと、耐えがたいこと、ヘンなこと、納得のいかないこと…を仏教的に快答乱麻。
まさにこの人は「仏教の白石さん」だ。
[ 目次 ]
第1部 紙上問答編
第2部 日々の問答編(嫁に来たのにウチの宗旨にならなくてもいいんですか(怒)!
うちのおばあちゃん、どこへ行ったんでしょうか? 娘が霊感体質なので、すぐに霊がとり憑いて… それ、やらなあかんのですか? なんで正座しなきゃいけないんですか? 宗教はいらないけど、お墓は欲しいのよ! お坊さん、殴られたら殴り返しますか?)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
読み助2009年4月13日(月)を参照のこと。
http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2009/04/ -
浄土真宗の僧侶が、新聞紙上での質問に答える形式。仏教ではこう考えるのですよ・・といった気軽な説法なのだけれど、さずかに気鋭の宗教思想家、説得力があります。
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(2008/12/26読了)前半は「京都新聞」の紙上問答の再録で、限られた字数の中で仏教に寄せられた難問・迷問に見事に答えておられます。
著者プロフィール
釈徹宗の作品





