- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054041356
作品紹介・あらすじ
胎内記憶を研究し、診療にいかす著者の周囲で起こった不思議なドラマをとおして、出生前記憶やこの世に生まれる意味などを語っていく。これから赤ちゃんを産むお母さんはもちろん、生きる意味を見失いそうになっている人たちにも読んでいただきたい1冊です。
感想・レビュー・書評
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いろんなおもしろい証言が読めればいいな、くらいに思って読み始めたのですが、予想外にところどころウルっときてしまった。
たとえ非科学的なことでも、産科医という仕事でプラスに働くことは積極的に採り入れていきたい、という著者のスタンスには非常に共感します。
子供たちが話すことを全部事実だとうのみにするんじゃなく、かと言って頭から疑うわけでもなく、「物語」として受け止め、心のケアのツールとして使っておられます。ともすれば、危うさも伴う「スピリチュアル」との付き合い方としては、私はこれがベストなんじゃないかと思います。
出産というイベントって、やっぱり母子両方の「心」と切り離せないことだと思うので、「物語」が持つ効用って大きいと思います。
そもそも胎内記憶に興味をもつことになった発端が、ご自身の経営する病院の吸引分娩率が高いということに気付いた、ということだったそうですが、こうした自分にとってはあまり嬉しくないネガティブな数値(客観的事実)を冷静に分析し、受け止め、改善しようと前向きに考えることじたいが、人によってはすでに非常に難しいことなんじゃないかと思います。この時点で、もういきなり素晴らしいなと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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「母のお腹の中にいた時の記憶が」
素晴しいですね、、、一番幼い時の記憶が2歳くらいで、それが自分の記憶とは言えないところが残念(写真があるの...「母のお腹の中にいた時の記憶が」
素晴しいですね、、、一番幼い時の記憶が2歳くらいで、それが自分の記憶とは言えないところが残念(写真があるので、話として聞いたものが記憶として残ったような気もする)。。。
どうして、覚えている人と、そうでない人が居るのでしょうね、、、今なら母を喜ばせるために覚えておこうと思うのですが、遅過ぎです。。。2013/02/26
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2011.2.11 初読 市立図書館
第2章目までは、以前読んだ池川さんの本に書いてあったことと同じエピソードが書いてあって、これはダイジェスト版みたいなものなのかな~?とか思ってたけど・・・
第3章の男親の役割、第4章のかずきくんの物語、第5章のあさとくんの物語、第6章のあつしくんの物語、第7章の胎話士さんの物語を読み進めいくにつれて、涙なしには読めなかった・・・。
そして、最近の息子への対応を反省した。
~しなさい。~しちゃダメ。が多くなってたなぁ。
上からの押し付けじゃなくて、「子どもを尊重する」ことが大事だっていうのは分かるけど、それを実践するのって難しいなぁ。
何でも子どもの言いなりになる甘やかしの反対は、ただ上から押し付けて厳しくすることではない。
でも、悪いことしたらちゃんと叱らなきゃいけないって思うから、
ガミガミ母さんになるんだよね。
でも、ガミガミする以外の諭し方もあるはずだよなぁ。
根底にあるのは、ありのままの息子を受け入れること。 -
子供との接し方に悩んだ時、
「この子は私は選んで来てくれた」という言葉に助けられる。
だからこそ、私を選んでくれたかもしれない子供たちの為にできることをしてあげようと思える、そんな一冊になりました◎ -
胎内記憶が興味深いので楽しめた。
最後の詩がよかった。 -
今年に入ってから、死後の世界や胎内記憶についての本を読むようになりました。
胎内記憶や中間生記憶は私にはない概念だったせいか、これらのエピソード全部をスッと信じることはできないでいるけど、「こういう考え方もあるのかな」という感じで読み進めました。たぶん、今後このようなエピソードにもっと触れていけば、また感じ方も変わるかもしれないです。
それにしても、わが子が私をママとして選んで生まれてきてくれたのかもしれないことや、あかちゃんは大人が思っている以上にいろんなことがわかっているということに気づけたことがとてもよかった。子どもへの接し方がいい意味で変わりそうです。 -
スピリチュアル的な要素は多め
かといって否定はしない
この話を読んで不幸になる人はいないから
かといって肯定するとスピリチュアルな世界の沼にはまりそうで怖い
こんな話もあるんだなと思いながら、子供への接しかたを見直した本でした -
胎内記憶のことを、産婦人科が書いたもの。本当に?!と思う話もあるけど、子供は意味をもって授かるものなんだと改めて実感できる本。
流産や出産が大変で苦しい思いをした人にもオススメしたい。 -
息子も6歳の時に胎内記憶を語ってくれたことがありました。
最初は丸で、しっぽがはえて、足がなかったんだけど手がはえて、指がなくてつながってて、それから足がはえて、指ができてきて、骨がなくて肉だけだったんだけど骨ができてきた。
と、超初期の細胞分裂の過程を教えてくれてビックリしました。6歳なのでこんなこと、どこでも習っていません。
さて、本ですが、スピリチュアルなお話が多めでした。でも、ママを選んで生まれて来ると言うのはよく聞きますね。パパは?と思ってしまいますが。やはりママのお腹の中で育つのでそうなるんでしょうかね。
出産の立会いをした夫たちが自信をなくすというのが初耳で興味深かったです。実は私が今日入院で明日計画分娩なので、立ち会う夫が自信をなくさないよう配慮します。 -
子供は自分たちを選んで生まれてくる。
著者プロフィール
池川明の作品





