ママ、生まれる前から大好きだよ!: 胎内記憶といのちの不思議

著者 :
  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054041356

感想・レビュー・書評

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  • いろんなおもしろい証言が読めればいいな、くらいに思って読み始めたのですが、予想外にところどころウルっときてしまった。

    たとえ非科学的なことでも、産科医という仕事でプラスに働くことは積極的に採り入れていきたい、という著者のスタンスには非常に共感します。
    子供たちが話すことを全部事実だとうのみにするんじゃなく、かと言って頭から疑うわけでもなく、「物語」として受け止め、心のケアのツールとして使っておられます。ともすれば、危うさも伴う「スピリチュアル」との付き合い方としては、私はこれがベストなんじゃないかと思います。
    出産というイベントって、やっぱり母子両方の「心」と切り離せないことだと思うので、「物語」が持つ効用って大きいと思います。

    そもそも胎内記憶に興味をもつことになった発端が、ご自身の経営する病院の吸引分娩率が高いということに気付いた、ということだったそうですが、こうした自分にとってはあまり嬉しくないネガティブな数値(客観的事実)を冷静に分析し、受け止め、改善しようと前向きに考えることじたいが、人によってはすでに非常に難しいことなんじゃないかと思います。この時点で、もういきなり素晴らしいなと思いました。

  • 流産を経験した後、プレゼントとして頂いて読みました。

    赤ちゃんは生まれてから、
    多くの子が自分が胎内にいたときや、胎内に宿る前の記憶を持っているという、
    少々不思議な内容の本でした。

    正直、事実として受け止められないような部分もありますが、
    実は私も30歳になった今でも、
    母のお腹の中にいた時の記憶が1個だけあるので、するっと読むことができました。

    自分たちでママを選んでお腹に宿ること。
    このお母さんかわいい!優しそうなお母さんだなってお空から見てること。
    元気な体で生まれることも、病気の体で生まれることも、
    途中で死を選ぶことも、赤ちゃんが自分で決めてお腹に宿ること。

    命の大切さ、命が宿る奇跡、
    ママの人も、これからママになる人にも、もちろんパパにも!
    おすすめしたいなと思える本でした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「母のお腹の中にいた時の記憶が」
      素晴しいですね、、、一番幼い時の記憶が2歳くらいで、それが自分の記憶とは言えないところが残念(写真があるの...
      「母のお腹の中にいた時の記憶が」
      素晴しいですね、、、一番幼い時の記憶が2歳くらいで、それが自分の記憶とは言えないところが残念(写真があるので、話として聞いたものが記憶として残ったような気もする)。。。
      どうして、覚えている人と、そうでない人が居るのでしょうね、、、今なら母を喜ばせるために覚えておこうと思うのですが、遅過ぎです。。。
      2013/02/26
  • 2011.2.11 初読 市立図書館

    第2章目までは、以前読んだ池川さんの本に書いてあったことと同じエピソードが書いてあって、これはダイジェスト版みたいなものなのかな~?とか思ってたけど・・・
    第3章の男親の役割、第4章のかずきくんの物語、第5章のあさとくんの物語、第6章のあつしくんの物語、第7章の胎話士さんの物語を読み進めいくにつれて、涙なしには読めなかった・・・。

    そして、最近の息子への対応を反省した。
    ~しなさい。~しちゃダメ。が多くなってたなぁ。
    上からの押し付けじゃなくて、「子どもを尊重する」ことが大事だっていうのは分かるけど、それを実践するのって難しいなぁ。

    何でも子どもの言いなりになる甘やかしの反対は、ただ上から押し付けて厳しくすることではない。
    でも、悪いことしたらちゃんと叱らなきゃいけないって思うから、
    ガミガミ母さんになるんだよね。
    でも、ガミガミする以外の諭し方もあるはずだよなぁ。

    根底にあるのは、ありのままの息子を受け入れること。

  • 子供との接し方に悩んだ時、
    「この子は私は選んで来てくれた」という言葉に助けられる。
    だからこそ、私を選んでくれたかもしれない子供たちの為にできることをしてあげようと思える、そんな一冊になりました◎

  • 胎内記憶が興味深いので楽しめた。
    最後の詩がよかった。

  • 今年に入ってから、死後の世界や胎内記憶についての本を読むようになりました。
    胎内記憶や中間生記憶は私にはない概念だったせいか、これらのエピソード全部をスッと信じることはできないでいるけど、「こういう考え方もあるのかな」という感じで読み進めました。たぶん、今後このようなエピソードにもっと触れていけば、また感じ方も変わるかもしれないです。

    それにしても、わが子が私をママとして選んで生まれてきてくれたのかもしれないことや、あかちゃんは大人が思っている以上にいろんなことがわかっているということに気づけたことがとてもよかった。子どもへの接し方がいい意味で変わりそうです。

  • スピリチュアル的な要素は多め
    かといって否定はしない
    この話を読んで不幸になる人はいないから
    かといって肯定するとスピリチュアルな世界の沼にはまりそうで怖い
    こんな話もあるんだなと思いながら、子供への接しかたを見直した本でした

  • 胎内記憶のことを、産婦人科が書いたもの。本当に?!と思う話もあるけど、子供は意味をもって授かるものなんだと改めて実感できる本。
    流産や出産が大変で苦しい思いをした人にもオススメしたい。

  • 息子も6歳の時に胎内記憶を語ってくれたことがありました。

    最初は丸で、しっぽがはえて、足がなかったんだけど手がはえて、指がなくてつながってて、それから足がはえて、指ができてきて、骨がなくて肉だけだったんだけど骨ができてきた。

    と、超初期の細胞分裂の過程を教えてくれてビックリしました。6歳なのでこんなこと、どこでも習っていません。


    さて、本ですが、スピリチュアルなお話が多めでした。でも、ママを選んで生まれて来ると言うのはよく聞きますね。パパは?と思ってしまいますが。やはりママのお腹の中で育つのでそうなるんでしょうかね。

    出産の立会いをした夫たちが自信をなくすというのが初耳で興味深かったです。実は私が今日入院で明日計画分娩なので、立ち会う夫が自信をなくさないよう配慮します。

  • 子供は自分たちを選んで生まれてくる。

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著者プロフィール

1954年生まれ。帝京大学医学部卒業。産婦人科医学博士。89年、横浜市に開設した池川クリニックの院長。胎内記憶の研究発表がマスコミで紹介され話題に。その成果を医療の現場に生かし、母と子の立場に立ったお産と医療を目指している

「2016年 『いのちのやくそく なんのためにうまれるの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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